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2006/12/29(金) 浅田真央が初優勝、安藤は2位 全日本・女子
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、東京)などの代表選考会を兼ねた第75回全日本選手権大会最終日は29日、名古屋市総合体育館レインボーアイスアリーナで女子とアイスダンスのフリーを行った。女子は、ショートプログラム(SP)1位の浅田真央(愛知・中京大中京高)がフリーでもトップの140.62点をマークし、合計211.76点で初優勝した。浅田真は今月2日のNHK杯で国際大会女子歴代最高の199.52点を記録したが、今回の得点はそれを上回る。
 SP2位の安藤美姫(トヨタ自動車)が185.65点で2位、SP3位の中野友加里(早大)が3位。前回優勝の村主章枝(avex)は4位に終わった。
 アイスダンスは、渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)が4連覇を達成した。
 ◇涙…「ミラクル・マオ」が完全復活
 泣いていた。いつも無邪気な笑顔の浅田真が、涙を流しながらリンクを引き上げた。今季初めてトリプルアクセル(3回転半)に成功。悩みから脱した安堵(あんど)感が16歳の少女を包んでいた。
 「自分が一番得意で、一番見せられるもの」とこだわる大技に、演技の冒頭で挑んだ。高さも十分で、きれいに着氷。その後は優雅な滑りで観客を引き込み、序盤のサーキュラーステップから手拍子がわき起こった。ダブルアクセルに続くトーループが2回転となったほかは、完ぺきな内容だった。
 浅田真は人前で泣いたのも、うれし涙も初めてという。涙の理由を問われて「トリプルアクセルを今季初めて跳べて、自分の力を出せたことがうれしかった」。今季は米国に拠点を移したが、当初作ったプログラムが合わずに変えるなど、始動がやや遅れた。調整遅れが弱気につながり、練習で跳べるトリプルアクセルが試合では失敗続き。今月16日のグランプリ(GP)ファイナルは転倒して2連覇を逃した。だが、この日は「練習ですごくいい感じだった。何も考えず、思い切り跳んだ」という。初めてぶつかった壁を、練習で培った自信で乗り越えた。
 合計211.76点は、NHK杯で出した国際スケート連盟(ISU)公認女子歴代最高の199.52点をはるかに上回る。今大会はISU公認ではなく、得点が高い傾向にあるとはいえ驚異的な数字だ。初出場で金メダルが期待される世界選手権に向け、天才少女がよみがえった。
【写真:記念撮影する世界選手権代表選手。(左から)アイスダンスの渡辺心・木戸章之組、男子の高橋大輔、織田信成、女子の浅田真央、安藤美姫、中野友加里(29日、名古屋市総合体育館)】
 ○…2年ぶりの女王奪還を目指した安藤は、フリーで逆転できず2位に終わった。右肩を前日のSP最後のスピンで痛めたと言い、この日も「手を挙げるだけで痛かった」。3回転フリップで転倒し、終盤の連続スピンの途中で痛みに耐えられず、肩を抑えて棒立ちとなってしまった。「一度やめて悔しかった」。それでも気迫で最後まで滑り、世界選手権の代表権を獲得。昨季の不振を断ち切り、「肩を治して一からやり直したい。4回転を入れていきたい」と世界選手権に向けて抱負を語った。
 ○…3位の中野は、冒頭の3回転半で尻餅をついたが、その後は冷静に立て直した。前回は得点が低く抑えられて5位に終わり、トリノ五輪の出場を逃した。「前回は一番悔しい大会だった。この日のためだけに練習してきた」と表情も晴れやか。前回5位だった世界選手権に向けて「プログラム構成点の5項目をすべて7点台にして、ステップもせめてレベル3を取れるようにしたい」と課題を挙げた。
 ○…SP5位と出遅れた村主はフリーでも不調で4位に終わり、2連覇を逃した。10年連続で上がった表彰台も届かず、世界選手権の代表から漏れた。3回転フリップと3回転サルコウは回転不足で両足着氷となり、曲の終了に演技が間に合わず、締めの高速スピンは封印した。「歯車がかみ合ってなかった。東京の世界選手権に出られないのは残念」と悔やんだ。それでも「(今季から取り組んでいる技術的な改良の)成果はすぐに出ないが、次につながる」と前向きだった。
 ○…渡辺、木戸組は規定、オリジナルダンス、フリーのすべてで1位と、圧倒的な強さで4連覇を達成した。2人は今季限りで引退するため、全日本は今回が最後。この日のフリーではスピードに乗ってダイナミックなリフトを見せた。渡辺は「優勝で終われて良かった」と感慨深げ。3月の世界選手権に向けて、木戸は「レベルを高く認定されるようにステップを改善していきたい」と話した。


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