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2006/12/14(木)
<苫小牧7人死亡>石油ファンヒーターの不完全燃焼が原因か
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北海道苫小牧市沼ノ端のアパート「キムラハイム13」101号、建設作業員、堀川秀樹さん(32)方で14日深夜、成人女性2人と子供5人の計7人が一酸化炭素中毒の疑いで死亡、堀川さんの妻が病院に運ばれた事故は北海道警苫小牧署の調べで、堀川さん方で使われていたポータブル式石油ファンヒーターの不完全燃焼が原因とみられることが分かった。
調べでは、死亡したのは堀川さんの養女誠奈(せいな)ちゃん(6)▽長男瑞希(みずき)ちゃん(2)▽堀川さんの実母の無職、堀川松子さん(54)=新冠(にいかっぷ)町中央町▽松子さんの二女で中学3年、羽下未央里(はがみおり)さん(15)=同▽松子さんの孫、羽下春良(しゅら)ちゃん(5)=同=の計5人のほか、堀川さん夫妻の知人とみられる浦河町荻伏町、無職、渡辺真奈美さん(25)と渡辺さんの長男尋人(ひろと)ちゃん(4)。堀川さんの妻美樹さん(25)は重症。
遺体は外傷がなかったが、一酸化炭素中毒の場合にみられるおう吐の跡がある遺体もあった。3部屋ある室内でばらばらに倒れ、布団で寝ていた子供もいた。堀川さん方のポータブル式ファンヒーターはスイッチが入り、灯油が空の状態で火が消えていた。第1発見者の親類の男性は「最近連絡が取れなかったので、様子を見に来た」と話しているという。
現場はJR苫小牧駅から北東へ約10キロの住宅街。アパートは2階建てで1、2階に2世帯ずつ入居できる。堀川さんは1階に住んでいた。
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