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2009/02/08 <覚せい剤>高知の漁港に120キロ 中国籍の3容疑者逮捕
2009/02/07 モンゴルで日本語教師の女性遺体、強盗殺人か…北海道出身
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2009/02/05 円天事件 波容疑者、逮捕直前ビール飲み熱弁「冤罪だ」
2009/02/04 <窃盗>どうやって?たった1メートルのすき間から壁に穴 銀座の宝飾店強盗

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2006/12/31(日) 地下鉄・丸ノ内線、夜9時過ぎ運転再開…ケーブル火災
31日午前8時25分ごろ、東京都中野区本町3、東京メトロ丸ノ内線の中野坂上―中野新橋間にある地下変電所付近から出火し、送電ケーブルの一部を焼いた。

 1時間後に火は消し止められたものの、電気系統が焼損したため、同線は新宿―荻窪間と中野坂上―方南町間で、同日午後9時過ぎまで半日以上、電車がストップした。約12万人に影響が出た。

 東京消防庁で出火原因を調べている。


■帰省ラッシュ ピーク迎える 駅・新幹線・空港は人、人…

年末年始を故郷で過ごす帰省ラッシュが30日、ピークを迎えた。JR東京駅や羽田空港では、家族連れなどで終日混雑した。
 JRによると、東北新幹線で、午後3時36分東京発盛岡行きの「やまびこ59号」が乗車率200%となった。東海道新幹線でも午前6時50分東京発博多行きの「のぞみ5号」が170%となるなど、東京発の下り新幹線は軒並み100%を超えた。
 全日空や日本航空によると、羽田空港発では午前中の便を中心に、ほぼ満席状態。全日空の広報担当者は「東海地方で29日、積雪で中部国際空港への便が一部欠航したこともあり、搭乗率が高まった」と話した。
 一方、高速道路は分散傾向が進んだためか、関越自動車道の下りで、高坂サービスエリア(埼玉県東松山市)を先頭に午前中約14キロ渋滞したが、流れは比較的スムーズだった。
 Uターンのピークは、空は1月3、4、8日▽首都圏の鉄道が3日▽高速道路が2、3日と予想されている。

2006/12/29(金) 浅田真央が初優勝、安藤は2位 全日本・女子
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、東京)などの代表選考会を兼ねた第75回全日本選手権大会最終日は29日、名古屋市総合体育館レインボーアイスアリーナで女子とアイスダンスのフリーを行った。女子は、ショートプログラム(SP)1位の浅田真央(愛知・中京大中京高)がフリーでもトップの140.62点をマークし、合計211.76点で初優勝した。浅田真は今月2日のNHK杯で国際大会女子歴代最高の199.52点を記録したが、今回の得点はそれを上回る。
 SP2位の安藤美姫(トヨタ自動車)が185.65点で2位、SP3位の中野友加里(早大)が3位。前回優勝の村主章枝(avex)は4位に終わった。
 アイスダンスは、渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)が4連覇を達成した。
 ◇涙…「ミラクル・マオ」が完全復活
 泣いていた。いつも無邪気な笑顔の浅田真が、涙を流しながらリンクを引き上げた。今季初めてトリプルアクセル(3回転半)に成功。悩みから脱した安堵(あんど)感が16歳の少女を包んでいた。
 「自分が一番得意で、一番見せられるもの」とこだわる大技に、演技の冒頭で挑んだ。高さも十分で、きれいに着氷。その後は優雅な滑りで観客を引き込み、序盤のサーキュラーステップから手拍子がわき起こった。ダブルアクセルに続くトーループが2回転となったほかは、完ぺきな内容だった。
 浅田真は人前で泣いたのも、うれし涙も初めてという。涙の理由を問われて「トリプルアクセルを今季初めて跳べて、自分の力を出せたことがうれしかった」。今季は米国に拠点を移したが、当初作ったプログラムが合わずに変えるなど、始動がやや遅れた。調整遅れが弱気につながり、練習で跳べるトリプルアクセルが試合では失敗続き。今月16日のグランプリ(GP)ファイナルは転倒して2連覇を逃した。だが、この日は「練習ですごくいい感じだった。何も考えず、思い切り跳んだ」という。初めてぶつかった壁を、練習で培った自信で乗り越えた。
 合計211.76点は、NHK杯で出した国際スケート連盟(ISU)公認女子歴代最高の199.52点をはるかに上回る。今大会はISU公認ではなく、得点が高い傾向にあるとはいえ驚異的な数字だ。初出場で金メダルが期待される世界選手権に向け、天才少女がよみがえった。
【写真:記念撮影する世界選手権代表選手。(左から)アイスダンスの渡辺心・木戸章之組、男子の高橋大輔、織田信成、女子の浅田真央、安藤美姫、中野友加里(29日、名古屋市総合体育館)】
 ○…2年ぶりの女王奪還を目指した安藤は、フリーで逆転できず2位に終わった。右肩を前日のSP最後のスピンで痛めたと言い、この日も「手を挙げるだけで痛かった」。3回転フリップで転倒し、終盤の連続スピンの途中で痛みに耐えられず、肩を抑えて棒立ちとなってしまった。「一度やめて悔しかった」。それでも気迫で最後まで滑り、世界選手権の代表権を獲得。昨季の不振を断ち切り、「肩を治して一からやり直したい。4回転を入れていきたい」と世界選手権に向けて抱負を語った。
 ○…3位の中野は、冒頭の3回転半で尻餅をついたが、その後は冷静に立て直した。前回は得点が低く抑えられて5位に終わり、トリノ五輪の出場を逃した。「前回は一番悔しい大会だった。この日のためだけに練習してきた」と表情も晴れやか。前回5位だった世界選手権に向けて「プログラム構成点の5項目をすべて7点台にして、ステップもせめてレベル3を取れるようにしたい」と課題を挙げた。
 ○…SP5位と出遅れた村主はフリーでも不調で4位に終わり、2連覇を逃した。10年連続で上がった表彰台も届かず、世界選手権の代表から漏れた。3回転フリップと3回転サルコウは回転不足で両足着氷となり、曲の終了に演技が間に合わず、締めの高速スピンは封印した。「歯車がかみ合ってなかった。東京の世界選手権に出られないのは残念」と悔やんだ。それでも「(今季から取り組んでいる技術的な改良の)成果はすぐに出ないが、次につながる」と前向きだった。
 ○…渡辺、木戸組は規定、オリジナルダンス、フリーのすべてで1位と、圧倒的な強さで4連覇を達成した。2人は今季限りで引退するため、全日本は今回が最後。この日のフリーではスピードに乗ってダイナミックなリフトを見せた。渡辺は「優勝で終われて良かった」と感慨深げ。3月の世界選手権に向けて、木戸は「レベルを高く認定されるようにステップを改善していきたい」と話した。

2006/12/28(木) 下半身遺体 東京・渋谷区で発見 新宿の胴と同じ人物か
28日午後3時10分ごろ、東京都渋谷区神山町の民家の庭に人間の遺体のようなものがあるのを散歩中の女性が見つけ、近くの交番に通報した。駆けつけた警察官が切断された男性の遺体の下半身部分と確認。警視庁捜査1課と渋谷署は、今月16日に新宿区で発見された胴体部分の切断遺体と同じ人物の可能性があるとみて調べている。
 同課によると、現場は同じ敷地に2軒の民家が建っており、道路から入って手前は空き家、奥の家屋には男性(49)が1人暮らししている。遺体は、空き家の玄関脇の地面に放置されており、男性は気づかなかった。遺体は腰の部分で切断され、上半身がなかった。着衣はなく、死後2週間ほどたっていた。遺体の状況から、死後まもなく別の場所から運び込まれた可能性があるという。
 空家は平屋建てで敷地面積は約330平方メートル。外壁の門扉は施錠されていないが、かんぬき部分が固まっていて開閉しにくい。しかし、門扉脇のくぐり戸からの出入りは可能という。
 今月16日には、北に約3.5キロ離れた新宿区西新宿7の路上で、腰から下や頭部が切断された男性の胴体部分がごみ袋に入れられた状態で見つかった。のこぎりのようなもので切断されたとみられるが、死因や身元は特定されていない。
 下半身が見つかった現場は都立代々木公園やNHK放送センターに近接する住宅地の一角。近所の60代の女性は「散歩で通るたびに敷地が見えるが、遺体には気づかなかった。こんな場所で切断遺体が見つかるなんて恐ろしい」と話している。

2006/12/27(水) <台湾>地震で国際電話やインターネット通信に障害
台湾南部で26日夜に発生した地震で台湾から南に延びる海底ケーブルが損傷し、東南アジア各地や日本で国際電話やインターネット通信がつながらなくなったり、通信速度が極端に低下する障害が発生した。
 台湾の大手通信会社「中華電信」によると、海底の国際通話用ケーブル2本と通信用ケーブル2本が損傷した。台湾から日本へは本来のサービス能力の11%、米国へは40%、中国へは10%、東南アジアは2〜15%しか提供できていない。復旧には2〜3週間かかる見通しという。
 この影響で日本では法人向けのデータ通信でNTTコミュニケーションズ約200回線、KDDI約290回線、ソフトバンク約40回線が利用できなくなっている。
 日本の携帯電話を海外でそのまま使うサービスも、NTTドコモは台湾とシンガポールで利用できず、ソフトバンクモバイルも中国など14カ国で利用できなくなった。KDDI(au)では海外用レンタル携帯電話が使えなくなった。
 一部のインターネット専業証券でもトラブルが起きた。ロイター社から情報提供を受けている楽天証券、SBIイー・トレード証券では27日午前10時45分ごろから株価情報などの更新が停止。松井証券は、中国株の取引画面が表示されなかったり、表示に時間が掛かるなどの障害が発生した。
 英銀最大手HSBCグループの香港上海銀行東京支店は同日、香港・日本間の送出金や、ネットバンキングサービスなどができなくなっていると発表した。
 フィリピンの地元メディアによると、同国大手通信会社4社の国際通話は同日、ほとんどつながらない状態が続き、ネットの通信速度も極端に低下した。インドネシアでも同様の影響が出た。

2006/12/26(火) 耐震偽造判決 姉歯被告に懲役5年 東京地裁
耐震データ偽造事件で、構造計算書を改ざんしたとして建築基準法違反などに問われた元1級建築士、姉歯秀次被告(49)に対し、東京地裁は26日、求刑通り懲役5年、罰金180万円の実刑判決を言い渡した。川口政明裁判長は「自己の利益を図るために職責に背いただけでなく、建築士や建築業界全体の技能、職業倫理に対する国民の信頼をかつてないほど低下させた」と述べた。一連の事件で実刑判決は初めて。
 建築士法違反に問われた建築設計業、秋葉三喜雄被告(46)は、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)とした。
 判決は、建築基準法違反(耐震偽装)の動機を「バブル期に2000万円程度あった年収が1000万円弱まで落ち込み、継続受注による収入回復を最優先した」と認定。「人生最大の買い物だったマンションが最低限の水準すら満たさず、住めないのにローン支払いを続ける購入者の厳しい処罰感情も看過できない」としたうえで「こうした事態が1級建築士の手で意図的に作出され、国民全体に与えた衝撃は大きい」と述べた。
 議院証言法違反(偽証)については「自らの責任を回避するため圧力に屈した犠牲者のように演じた」と非難。事件を「わが国建築業界史上最大級の不祥事の一つ」と位置づけたうえで「責任の所在という(偽証)対象の重大性に加え、衆院委員会の真相究明を妨げ、他者を名指しして責任転嫁した」と指弾した。
 判決は、建築基準法違反の法定刑(30万円以下の罰金)について「法益侵害の重大性と刑の軽さの間に較差がある」と指摘したが「偽証の罪だけでも実刑に処するに十分」と判断した。



■氷川丸 45年の歴史に幕 マリンタワーも営業終える

横浜港の観光名所として45年間親しまれた「氷川丸」「横浜マリンタワー」が25日、営業を終えた。午後6時半、氷川丸の汽笛三声が響き渡り、赤、緑、白のタワーのライトアップも一時消された。入場者数の落ち込みで運営会社の経営が悪化していた。
 氷川丸は1930年から日米航路などに就航した客船で61年に横浜市中区の山下公園に係留され、一般公開された。同タワーは同年、世界で最も高い106メートルの灯台として同公園近くに完成した。
今後、『マリンタワー』は横浜市に売却され、2009年の横浜開港150周年に向けリニューアルオープンされる予定。一方、『氷川丸』はかつて所有していた日本郵船に売却される。横浜開港100周年記念として1961年にそれぞれ開業したが、近年入場者が減り、営業を終了することとなった。
 
 営業最終日となったこの日は、『マリンタワー』の展望台に昇るのに昼間で40分待ち、閉館1時間以上前には入場制限がかかり、入場できないほどの賑わいになった。そして、営業終了時刻の18時半に、『氷川丸』が別れを告げる汽笛を3回鳴らし、鳴り終わると同時に、『マリンタワー』の灯りが落とされた。こうして45年の歴史に幕が下ろされた。

2006/12/21(木) 遺体発見 民家床下からコンクリート詰めで 東京・多摩
21日午前0時半ごろ、東京都多摩市連光寺6、職業不詳、前島忠夫さん(66)方の床下で、コンクリートに詰められた人間の遺体が見つかった。前島さんは10月ごろから行方不明になっていたといい、警察官が自宅を捜索中に発見した。遺体は前島さんとみられ、警視庁組織犯罪対策2課は死体遺棄事件として多摩中央署に捜査本部を設置し捜査している。
 調べでは、20日午前、多摩市の男性から「知人の前島さんが今年10月から行方不明になっている。事件に巻き込まれたのではないか」と多摩中央署に相談があった。同課などが前島さん方を捜索したところ、台所の床下収納庫の下から長さ1メートルほどのコンクリートの塊が見つかり、足のつま先部分がのぞいていた。前島さんは一人暮らしで、自宅にはアジア系外国人が出入りしていたという。
 現場は小田急線・小田急永山駅から東に約1.5キロの住宅地。現場近くに住む主婦は「前島さんは約半年前に引っ越してきたが、いつも雨戸が閉まっていて、近所付き合いはなかった」。別の男性は「最近見かけなくなったので、病気になったのかと思っていた。中年の女性がときどき来ていた」と話した。

2006/12/20(水) 芸能ショック!!青島幸男・岸田今日子・カンニング中島死去
■青島幸男前東京都知事が死去
マルチタレント、参院議員、東京都知事として活躍した青島幸男(あおしま・ゆきお)氏が20日午前9時31分、骨髄異形成症候群のため東京都内の病院で死去した。74歳だった。東京都出身。
 自宅は東京都江東区。告別式は27日正午から港区南青山2の33の20の東京都青山葬儀所で行うよう調整中。喪主などは未定。
 1932年東京・日本橋の仕出し弁当店の二男に生まれた江戸っ子。早大商学部卒業後、27歳で放送作家としてデビュー。テレビ番組「シャボン玉ホリデー」の脚本・構成を担当、自らも出演し、「青島だぁー」というギャグでお茶の間の人気者に。
 「スーダラ節」「無責任一代男」など反体制ソングを作詞、テレビ番組「意地悪ばあさん」では毒舌の主役を好演した。自ら制作、監督した映画「鐘」がカンヌ映画祭批評家週間で入選、小説「人間万事塞翁が丙午」で直木賞を受賞するなど、多彩な才能を発揮した。
 68年に参院全国区で初当選。故市川房枝氏に師事、金権政治を批判し続け、公報、政見放送以外は選挙運動をしなかったにもかかわらず、連続4回当選した。佐藤栄作首相(当時)を「財界の男メカケ」と呼んで懲罰問題に。自民党による消費税の強行採決に抗議し89年に議員辞職。92年、参院比例代表で5回目の当選を果たし、佐川急便献金事件で金丸信・元自民党副総裁の議員辞職を求め、ハンガーストライキをした。
 95年の都知事選に議員を辞職し出馬、無党派層の圧倒的支持を得て知事に当選。世界都市博覧会を公約通り中止した。しかし、指導力を発揮できない場面も目立ち、1期で引退した。 

■個性派女優・岸田今日子さん死去
映画「砂の女」や、アニメ「ムーミン」の声などで知られ、演劇でも活躍した個性派女優の岸田今日子さんが17日午後3時33分、脳腫瘍(しゅよう)による呼吸不全のため東京都内の病院で死去していたことが20日、明らかになった。76歳だった。葬儀はこの日、近親者と親しかった関係者のみで行った。年明けに「お別れの会」を開く予定。喪主は長女の西条(さいじょう)まゆさん。
 岸田さんは今年の年明けごろから足元がふらつくなどの症状を訴え、検査入院。脳腫瘍と診断された。入院加療を続けたが、亡くなる前日まで見舞い客と話すなどしていたという。11月16日に亡くなった俳優の仲谷昇さんは元夫。訃報(ふほう)に接した際は悲しんだそうだが、体調がすぐれず葬儀には参列しなかった。遺作舞台は昨年10月に東京・シアタートラムで上演された「オリュウノオバ物語」だった。
 父は劇作家で文学座創立者の1人である故岸田国士。50年に初舞台に立ち、文学座で「サロメ」などに出演した後脱退、劇団雲を経て演劇集団円の創立に参加した。
 主な舞台に「今日子」「更地」など。ミステリアスな雰囲気で喜劇からシリアスな役まで幅広く演じた。映画「砂の女」(64年)や、テレビドラマ「傷だらけの天使」(74年)でも独自の存在感を示した。
 60年代から「ムーミン」の主人公の声や、ドラマ「大奥」のナレーションを務め、独特の声質と語り口で人気を集めた。著書「妄想の森」で98年、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど執筆活動でも知られた。姉は詩人の岸田衿子さん。

■カンニング・中島さんが急死
急性リンパ球性白血病のため療養していたお笑いコンビ「カンニング」の中島忠幸(なかしま・ただゆき)さんが20日午前11時46分、肺炎を併発して入院中の都内の病院で亡くなった。35歳だった。通夜・告別式などの日程は未定。中島さんは04年12月、病のために療養に専念し、相方の竹山隆範(35)が1人で活動していた。
 まさに急変だったという。竹山は5日に都内で会見した際、中島さんの近況について「だいぶ良くなりましたよ。最近は入退院しながら治療していて、僕も外で会いました。来年春かそれ以降には復帰できると思いますよ」と話していたばかりだった。
 実際、自宅に戻っていた中島さんは約1週間前、肺炎の症状が見られたため入院。一時は治りかけたが、この日になって容体が急変。所属事務所の社長、関係者らも死に目に立ち会えないほどだった。竹山も相方の最期をみとることはできず、悲報にショックを受けながらもスケジュール通りに仕事をこなしたという。竹山は21日、都内で悲しみの会見を開く。
 福岡県の小学校時代からの同級生だった竹山と中島さんは92年にコンビを結成。福岡吉本時代は芽が出ず、その後も何度か事務所を変わった。03年ごろから売れない時代を自虐ネタにして、すぐキレるキャラの竹山に中島さんが突っ込むというパターンで人気者になった。その矢先に中島さんの体は病魔にむしばまれた。ピンの活動でも「カンニング竹山」を名乗り、中島さんとのコンビ名を外すことはなかった竹山。常に忘れることのなかった2人での活動再開はかなわぬ夢となった。

2006/12/19(火) ジャガー横田、息子の名前は「木下Jaguar大維志」
先月30日に長男を出産した女子プロレスラー、ジャガー横田(45)と夫の医師、木下博勝さん(38)が19日、東京・六本木の全日空ホテルで出産報告会見を行った。生後まだ20日のベビーも果敢に出席、名前は「木下Jaguar大維志(たいし)」と発表された。ジャガーは「目つきが悪いのが私に似ている」と照れながらも、母になった喜びを噛みしめていた。 

 いつも明るくユーモラスなジャガー横田夫妻の笑顔が、ひときわ輝いた。

 陣痛開始から36時間という難産の末に生まれた長男(2934グラム)。ジャガーは「楽ではなかったが、たくさんの方に応援していただいたおかげです」と安どの表情を浮かべた。

 分娩室に入ってからも14時間。なかなか子宮口が開かず、医師に「帝王切開した方がいい」と言われたが、夫妻は「なんとか自然な状態で生みたい」という希望を押し通した。

 高齢に加え、子宮筋腫や体外受精の失敗など数々のハードルを乗り越えたとあって、初めて息子を抱き上げた瞬間に号泣した木下さん。「生まれて初めてのうれし涙。不思議なものですね」と当時を振り返った。

 スタッフに抱っこされた長男が会見場に現れると、夫妻は「木下Jaguar大維志」と書かれた紙を広げ、誇らしげな表情。もっとも、当人は周囲の大人の大騒ぎを尻目に、スヤスヤと眠ったまま。両方のほほにキスされても、微動だにしなかった。

 息子を見つめた木下さんは「将来は官僚になってほしいな」と出産当日から「あいうえお」を指導するなど、教育パパの片鱗を見せていた。一方、ジャガーは「息子はプロレスラーにならなくてもいい」と目を細めていた。

 普段のトークショーなどでは、言うことをきかない夫をドツキまくるジャガーだが、この日限りは“鬼嫁”を封印。木下さんが叩かれたのは「出産直後もおなかが引っ込まなくて…」と“暴言”を吐いた瞬間の1回きりで、終始ラブラブムードだった。

 大役を終えたばかりのジャガーは「この子に弟、妹がいたらいいなと思う」と早くも2人目への挑戦を宣言。来年3月11日にはプロレス復帰の予定で、「母は強し」との言葉を体を張って証明することになりそうだ。

2006/12/18(月) 桑田パイレーツ入り!背番号にこだわった18日18時に発表
巨人を自由契約となり、米大リーグ挑戦を目指していた桑田真澄投手(38)が18日、東京・大手町の球団事務所で会見を行い、ピッツバーグ・パイレーツ入りの意向を表明した。現時点で正式契約には至っていないが、すでにパ軍側は契約書を送っており、事実上のパ軍入団が決定。代理人に頼らない直接交渉での米大リーグ入りは日本球界初の快挙だ。「お金では買えないものがある」と会見で強調した桑田。38歳、夢への挑戦はプライスレス−。

 その笑顔に野球のできる喜びがあふれている。進むべき道を自らの手で切り開いた。ナ・リーグ中地区の古豪・パイレーツにいく。人生の大きな決断を下した桑田は、達成感をにじませた。

 「来年プレーしたい球団を決めました。ピッツバーグ・パイレーツです。いくべき、いかなきゃいけない(と心情が変化して最後は)、いきたいと思った」

 21年間、背負い続けたエースナンバー『18』を意識して、18日の18時から会見を開いた。午前中には、元巨人監督で背番号18の先輩でもある故藤田元司氏(享年74)の都内の墓前にパ軍入りを報告した。

 前例のない交渉。自らが窓口になった。「辞書を片手に…。毎日英語を勉強することが今では楽しみになった」。パ軍関係者とは電話とメールで交渉を続けた。

 大リーガーでも、選手本人が球団と交渉して契約を交わす例はフィリーズのジェイミー・モイヤー投手(44)やレッドソックスに移籍した際のカート・シリング投手(40)などまれ。代理人を雇わず、直接交渉で米大リーグ入りを決めたのは、日本人選手として初の快挙だ。

 「お金だけで考えたらすぐレッドソックスにしていたと思う。お金だけでは買えないものがたくさんある。(メジャー挑戦の)趣旨は野球の修業にいくわけですから」

 松坂、岡島が入団したレッドソックス、右ひじの手術を担当したジョーブ博士のいるドジャースからもオファーが届いた。条件のいい球団もあった。それでも、交渉人・桑田の出した答えは“プライスレス”だった。

 その裏にはベテランらしい“計算”があった。パ軍投手陣に若手が多く、ベテラン投手を補強ポイントに置いていた事情を考慮。「メジャーかマイナー契約か。それはまだ言えない」と契約内容については明言を避けたが、マイナー契約をして早期のメジャー昇格を狙うことになりそうだ。

 偉大な先人の存在も心を動かした。「ロベルト・クレメンテという選手がいた。もし、自分がプレーできれば何かを感じられると思った」。精力的なボランティア活動を行ってきた同氏の精神が、現在メジャーで毎年表彰される『ロベルト・クレメンテ賞』に引き継がれている。桑田の野球人生に影響を与えた1人だった。

 「一日でも早くメジャーのマウンドに立ちたい。自分の野球を向こうで実践したい」

 年明けに正式契約のために渡米する。過去、メジャーに挑戦した日本人選手は26人。昇格すれば、史上最年長のメジャーリーガーになる。数々の伝説を残してきた大投手が、もうひとつの伝説を球史に刻む。

2006/12/17(日) 浅田2度転倒…連覇ならず銀
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は16日、ロシアのサンクトペテルブルクで行われ、女子フリープログラムは、連覇を狙ったSP首位の浅田真央(16=中京大中京高)は冒頭のトリプルアクセルで転倒するなど、2度の転倒が響き103・18点で4位。合計172・52点でまさかの2位に終わった。SP2位の安藤美姫(18=トヨタ自動車)も失速し5位。村主章枝(25=avex)は4位だった。また、男子はSP2位の高橋大輔(20=関大)が日本男子過去最高の2位、織田信成(19=関大)も3位に続き、日本勢がそろって表彰台に上がった。

 怖いもの知らずの勢いで初優勝して1年。浅田が連覇を狙ったGPファイナルで、無念の表情を浮かべた。2度の転倒でフリーは4位。「きょうは思った演技ができずに残念。(トリプルアクセルは)今シーズン1回もきちっと跳べてないので、不安があった」と表情を曇らせた。

 「昨年は初めてだったので自分の中で真新しいきれいな気持ちでできた。今年は2回目だし、失敗してはいけないという気持ちだった」。重圧は想像以上だった。今年3月の世界ジュニアで敗れた金??兒(キム・ユナ=韓国)が自己ベストに近い得点を出した後の、最終演技。冒頭のトリプルアクセルで転倒すると、さらにもう1度転倒。コンビネーションジャンプも決まらず、得点が伸び悩んだ。

 挑戦する側から追われる立場に回り、今季は心理的に微妙な変化が生まれた。昨季より身長は4センチ伸び、安藤より高い1メートル63に。ジャンプの重心が変わったことで、成功率が低下した。GPシリーズ2シーズン目のスタートとなったスケートアメリカではSPで首位に立ちながら、フリーのジャンプで失敗し、3位に終わった。16歳の表情は、明らかに曇っていた。

 だが、今季初帰国した先月22日から北海道・苫小牧でラファエル・アルトゥニアン・コーチとミニ合宿を敢行。ジャンプの難度を上げて、NHK杯のSPで自己ベストの69・50点をマークした。翌日のフリーも130・02点の驚異的なスコアをマークし、スルツカヤ(ロシア)を抜く歴代最高得点で圧勝。GPファイナル進出には優勝しかなかった場面で見せた精神力はさすがだったが、この日は“若さ”が出てしまった。

 日本選手初の快挙はならなかったが、今季はまだ終わっていない。この表彰台で、日本人トップのメダリストとして、来年3月に東京で行われる世界選手権の切符はほぼ確実にした。天才少女に雪辱の舞台は用意されている。


■日本勢そろって体調不良が失速の原因か?

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日の16日に行われた女子フリーで、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(16)=中京大中京高=は2度転倒するなどミスが響いて2位に終わり、連覇を逃した。SP2位の安藤美姫(18)=トヨタ自動車=も5位に沈んだ。失速の原因は体調不良にあった。

 浅田は冒頭の3回転半と3回転フリップで転倒、コンビネーションジャンプも失敗した。鼻声で「風邪ではないと思う」と変調を否定したが、日本チーム関係者は「彼女は頑張るけど、ちょっと様子がおかしかった」と話す。

 腹の具合が悪かった安藤は、フリー最下位と崩れた。「試合に入ったらいけると思ったが、ふるえがきて、ふらっときそうになった。初めての経験でした」と控室で涙をこぼした。日本選手の急変で逆転優勝した金妍児(韓国)は「勝てたのはマオ(浅田真央)が失敗したから」と話した。

 男子で日本人過去最高の2位になった高橋大輔(関大)も、安藤と同様に風邪のような症状が出て「滑っているときにおなかが気持ち悪くなり、寒気がしてやめようかとも思った」と告白。SP終了時は男女アベックVも夢ではない状況だったが、体調不良というアクシデントに日本勢はやられてしまった。

12月絵日記の続き


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