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2006/11/06(月)
巨人の仁志が横浜へ移籍=小田嶋プラス金銭−プロ野球
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巨人の仁志敏久内野手(35)と、横浜の小田嶋正邦内野手(27)プラス金銭のトレードが合意に達し、6日、両球団から発表された。 仁志は1996年に日本生命からドラフト2位で巨人入り。以来チームの主力として活躍したが、原監督が復帰した今季は出場試合が激減。他球団でプレーすることを望んでいた。球団も「若返り」の方針の下、トレードを模索し、右打者で長打力がある小田嶋との交換でまとまった。 11年間着た巨人のユニホームを脱ぐ仁志は、「チームの中での自分の位置が変わり、今後を考えなくてはいけなかった。大矢新監督の下、新しい気持ちでやれることはうれしい」と述べた。 桑田真澄投手に続く生え抜き選手の退団に、巨人の清武英利球団代表は「チームを立て直すために、血の入れ替えは必要だ」と話した。 仁志は茨城・常総学院高−早大−日本生命を経て、1996年に巨人入り。1年目から主力として活躍したが、今季64試合に出場し、打率1割8分5厘、1本塁打。7打点。 小田嶋は26試合に出場し、打率2割5厘、3本塁打、6打点の成績だった。 小田嶋は巨人の原辰徳監督と同じ東海大出身で、捕手もこなせる。
■黒田が広島残留「カープで優勝したい」
FAでの去就が注目されていた広島黒田博樹投手(31)が6日、広島市内のホテルで会見し、FA宣言せずにチームに残留することを表明した。同日午前に球団事務所を訪れ、4年12億円(出来高含む)で再契約を結んだ。「最後の最後まで迷った。決めたのは昨日(5日)の夜です。結局は、カープ以外のユニホームを着てプレーする自分の姿が想像できなかった。カープで優勝したい思いが強かった」と晴れ晴れとした表情で話した。 複数年契約ではあるが、その間にメジャー挑戦の意思が出た場合は自由に移籍できる条項も盛り込まれた。「国内球団への移籍は今後もない」とも話した。
黒田の広島残留の一報をキャンプ地・日南で聞いたブラウン監督が喜びのコメントを出した。「広島球団にとって、とても喜ばしい結果になった。カープに残ってくれることを願っていたが、このような形になり、あらためて黒田の素晴らしい人間性を感じた。私も黒田も、もちろんチームのみんなもこのチームで優勝したいと思っている」と話した。
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