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2006/11/04(土)
日本3連勝!2次リーグ進出…女子バレー
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◆バレーボール世界選手権女子大会第4日 日本3−1韓国(4日・代々木第1体育館ほか) ライバル下し、ニッポン2次リーグに進出−。A組の日本はアジアのライバル・韓国を競り合いの末3−1で破り、通算3勝1敗とし2次リーグ(L)進出を決めた。主将のセッター竹下佳江(28)=JT=のトスを受けた攻撃陣の総力戦で、ミスの少ない相手を切り崩し、激戦をものにした。同組の台湾はポーランドを下し4戦全勝。日本は5日に1次L最終戦でポーランドと対戦する。
最後は竹下が決めた。コースを狙ったサーブが決り、試合終了。永遠のライバルに競り勝った日本は、柳本晶一監督(55)、スタッフ、全員が跳び上がって喜びを爆発させた。
「みんなこの試合にかけていたので、よかった」竹下主将は、今大会で一番の笑顔を見せた。司令塔として攻撃陣の力を最大限に引き出した。朝、柳本監督と打ち合わせた通り、小山のジャンプ力を生かしたバックアタックを効果的に使った。バック攻撃で計5点。「みんなのおかげです」と、小山は感極まったように声を上げた。
ブロックにつかまる選手が出始めると、竹下はトスを別方向に上げ、何とかマークを散らそうと試みた。決定力が飛び抜けて高いわけではない今の全日本攻撃陣の持ち味を知り尽くしたトスさばきで、鉄壁の韓国守備に穴をこじ開けた。
控えのベテラン板橋恵(33)=日立佐和=が大会直前でリタイアし、“専門職セッター”は竹下一人。「絶対にけがはできない」と、主将の気配りだけでなく、体も入念にケアしている。試合では、好サーブなどでセッターながら6得点を挙げ、ディグ(スパイクレシーブ)成功は、本職のリベロ菅山を上回る数字。縦横無尽だった。
「これからも勝ちにこだわって、チーム一丸で頑張ります」(竹下)。粘って、つないで勝った。勢いに乗っていけそうだ。
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