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2006/11/25(土)
<韓国>養鶏場で6000羽死ぬ 鳥インフルエンザが原因
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韓国農林省は25日、同国南西部・全羅北道益山市の養鶏場で鶏6000羽以上が死んだのは、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が原因と確認されたと発表した。同省は養鶏場から半径500メートル以内の養鶏場6カ所で飼育されている鶏、アヒルなど23万6000羽以上を処分する方針。問題の養鶏場では同日、鶏6000羽余と犬2匹が処分された。 益山市の防疫対策本部は通行規制範囲を拡大し、家畜の移動を全面禁止するなど防疫対策を強化。また、人への感染を防ぐため養鶏従事者や防疫作業員に抗ウイルス薬を投与した。 農林省は、鶏の感染死が確認された養鶏場から半径3キロ以内を「危険地域」に指定、地域内の養鶏場19カ所の卵を廃棄する方針を明らかにした。さらに半径10キロ以内を「警戒地域」と位置づけ、221カ所で飼育されている家きん500万羽余の移動を禁止する。 全羅北道は養鶏で知られ、韓国で飼育されている鶏の28%が集中している。今回の感染で道内で飼育されている鶏の3割程度が処分される計算になり、養鶏業界は大打撃を受ける。 韓国では03年12月から04年3月にかけて全国10市郡の養鶏場19カ所で鳥インフルエンザ感染が発生し、約530万羽が処分された。発症はしなかったが、当時、鶏の処分にあたった作業員4人が感染していたことが確認されている。
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