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2006/11/18(土)
日本ハム パレード 14万人新庄選手ら車列に歓声 札幌
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感動をありがとう。そして、来年も頑張って−−。札幌市中心部で18日行われた北海道日本ハムの優勝パレード。紙吹雪が本物の雪のように乱舞する中、詰め掛けた約14万3000人のファンは、引退した新庄剛志選手(34)らV戦士が乗った車列を大歓声で見送った。 沿道には朝から続々と見物客が集まり、スタート直前には人の波で埋まった。午前11時過ぎ、車列はトレイ・ヒルマン監督(43)らが乗ったオープンカーを先頭にJR札幌駅前をスタートして、駅前通りをゆっくりと南下した。 札幌市などでつくる実行委員会が警備員5000人の厳戒態勢をとる中、詰め掛けた観客は「キャー」と叫び、携帯電話のカメラを向けるなど興奮状態に。新庄選手の姿が見えると、ひときわ大きな歓声がわいた。ベージュのスエードコートにサングラスと一人だけ私服姿だった新庄選手は北海道のファンとの別れを惜しむように、白い歯を見せながら、身に着けていたブレスレットや手袋を何度もファンに投げた。FA宣言で去就が注目される小笠原道大選手(33)も、両手を大きく掲げていた。 途中、元日本ハムの投手の岩本勉さん(35)が沿道ビル5階の窓から拡声器で「ありがとう」と声援を贈ると、バスに乗った選手たちは手を振り、沿道のファンも大喜びだった。 パレードは大きな混乱もなく、午前11時40分、すすきの交差点に到達して無事終了。夢のような今シーズンの幕も下りた。 北2条通りで観覧スペースの最前列に並んでいた釧路市の小学4年生、星飛友真(ひゅうま)君(10)は「大好きな小笠原選手がたくさん手を振ってくれてすごくうれしかった。来年も日本ハムに残ってほしくて僕も力いっぱい手を振った」とうれしそうだった。 パレードに先立ち、JR札幌駅南口広場でオープニングセレモニーが行われ、ユニホーム姿の高橋はるみ知事、上田文雄札幌市長ら約800人が参加。ヒルマン監督は「今日は皆さんと喜びを分かち合う日。来年のこの時期もこうした機会を設けられるよう、全力でがんばりたい」とあいさつし、連覇への意欲を語った。
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