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2006/11/15(水)
西武・松坂投手 Rソックス交渉権 応札額60億円
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プロ野球西武は15日、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ移籍を目指していた松坂大輔投手(26)の最高応札額を受諾したと発表、落札球団はボストン・レッドソックスと明らかにした。金額は約5111万ドル(約60億円)と、破格で同制度の史上最高額となった。
球団の太田秀和社長兼オーナー代行が午前10時から球団事務所(埼玉県所沢市)で会見した。太田社長は「松坂が10歳のころからの夢と言っていた。ついにかなうことを期待している」と今後の交渉に期待。松坂には会見直前に電話し、落札球団と金額を伝えると「うれしいです」と喜んでいたという。
落札金額は、「5111万1111ドル11セント」と「1」が並んだ。イチロー外野手(マリナーズ)の約14億円、石井一久投手(ヤクルト)約15億3000万円を大幅に上回ったことには、「最大限の評価をいただけた」と満足感を示した。
西武の受諾により、レッドソックスは松坂と30日間の独占交渉権を獲得。年俸などの交渉がまとまれば、西武に入札金が支払われ、移籍が成立する。
レッドソックスは2004年にワールドシリーズを制覇した強豪チーム。アメリカンリーグ東地区で、松井秀喜外野手の所属するヤンキースとは宿命ともいえるライバル関係にあり、松井との海を越えた“怪物対決”が実現する。
松坂は15日夕方に渡米し、球団の施設などを視察する予定。代理人契約したスコット・ボラス氏が契約金額や年俸など細部の交渉に入るが、“凄腕”と評されるボラス氏の手腕にも注目が集まる。
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ヤンキース・松井秀喜外野手の話 「松坂投手がレッドソックスに入団すれば、同じ地区なので対戦が多くなる。いい対戦ができればいいですね。両チームのライバル関係の中で戦えば、日本の大リーグファンの方々にも楽しんでいただけると思う」(共同)
■「すぐにでも球場へ」=松坂、笑顔で会見
ポスティングシステム(入札制度)を使って米大リーグ移籍を目指す西武の松坂大輔投手は15日、レッドソックスが独占交渉権を得たとの公表を受けて成田空港内で記者会見し、「昔からの名門チーム。契約できたらすぐにでも球場に行きたい」と笑顔で語った。イチロー(マリナーズ)の1312万5000ドル(当時のレートで約14億円)を大きく上回る史上最高の5111万ドル(約60億円)という入札額については、「信じられなかった。うれしい半面、プレッシャーもある」と述べた。 同投手は会見終了後、米ロサンゼルスに向けて出発。今後の交渉に向けて代理人のスコット・ボラス氏と話し合ったり、自主トレ予定地を視察したりする。帰国は21日の予定。
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