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2006/11/14(火)
巨人・姜、年俸850万円据え置き要望「まだ一人前じゃない」
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な、な、なんていい話なんだ…。巨人の姜建銘投手(21)が、3年契約の3年目となる来季の年俸も今季と同じ850万円で合意していることが14日、分かった。姜は今季終盤に活躍、プロ初勝利を含む3勝(2敗)をマーク。もともと年俸が低いだけに大幅アップも見込まれていたが、姜の代理人側も「まだ一人前ではないから」と“お値段据え置き”を要望した。な、な、なんて「優良」で「謙虚」な助っ人なんだ…。
なにかと“ゼニカネ”の昨今。プロ野球の世界に、こんな美談があった。
今季、終盤から活躍した姜建銘は年俸850万円ながら、3勝2敗、防御率1.81をマーク。まさに金額以上の働きで巨人の数少ない明るい話題となった。チームは4位に終わったが、ベースが低いだけに来季の増額は確実な状況。しかし…だ。来季は現状維持で合意しているという。
「球団側から“同じ金額で”と打診されましたが、こちらもそのつもりでした。まだ一人前じゃないし、3年間は巨人に育てていただいていますから」
こう説明したのは姜のマネジメント会社「サディーカ」の二宮功社長だった。最近の巨人の例でいえば、今年3年目の西村が昨季2勝4敗で720万円から1100万円。林はプロ2年目の03年に3勝3敗で516万円から1800万円にアップしている。
これらの“前例”に当てはめれば、姜は最低でも500万円前後の増額は見込めるところだが「来年、多く勝ったら評価していただきたい」と同社長。3年契約の3年目となる来季に活躍、年俸アップとさらなる契約延長を視野に入れている。
「来年はまず開幕一軍。自分的には15勝を目指したい」。そう決意を語った姜は、29日開幕のアジア大会(ドーハ)に台湾代表として招集され、この日チームを離れた。
プロ野球の世界はもちろん、われわれサラリーマンの世界だって、とても給料分は働いていない“上司”が多いっていうのに…。結構、すごい男ジャン。
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