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2006/11/11(土)
PS3：ついに発売 久多良木社長、一番乗りに手渡し 東京・有楽町
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ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）の新型ゲーム機「プレイステーション（PS）3」が11日、発売された。東京都千代田区の「ビックカメラ有楽町店本館」では午前7時から販売が始まり、久多良木健SCE社長が登場。1人目の購入者にPS3を手渡した。
PS3は、全世界で1億台を超えるPS2の後継機で、スーパーコンピューター並みの半導体チップ「CELL（セル）」を搭載。次世代DVD「ブルーレイ・ディスク」が再生可能で、フルハイビジョンの高精細画質の映像が視聴できる。ゲームの3D空間内の物体の動きをリアルタイムで映像として再生する「物理演算」によって、実写のようなキャラクターを自在に操れる「夢のゲーム機」。HDD20GBタイプが4万9980円、60GBタイプはオープン価格（約6万円程度）。
同店には、午前5時から約1000人が行列をつくり、販売開始の午前7時直前に1階特設ステージに久多良木社長が登場し、「こんなに多くのお客様がPS3を待ってくれていたことを実感した。次世代のエンターテインメントを思う存分楽しんで欲しい」とあいさつ。宮嶋宏幸・ビックカメラ社長とカウントダウンをした後、くす玉を割って発売を祝った。久多良木社長は一人目の購入者にPS3を手渡した。
10日の夜から待っていたという千葉県船橋市の会社員（28）は「PS3をするためだけにハイビジョンテレビを購入したぐらい期待していました。ゲームはもちろん、ブルーレイの映像にも期待しています。早く帰って帰ってプレーしたい」とうれしそうに話していた。
■発売前夜 大阪・梅田は1000人、池袋は2日徹夜も
大阪市北区の「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」には約1000人が集まり、店員の指示で行列を作った。
東京都渋谷区の「SHIBUYA TSUTAYA」では、午後10時に約50人の列ができていた。10日午前0時ごろに一番乗りしたという飲食店従業員（22）は「職場の上司に頼まれた。漫画や小説を読んで時間をつぶしている」と話していた。
同豊島区の「ビックカメラ池袋本店」では、午後11時過ぎ、近くの広場に約600人が列を作った。一番乗りのゲーム開発会社社長の森田直孝さんは9日午後2時半に来店して待っていたといい、「PS3はコンピューターなら何十万円もするような夢のマシン。技術者として欲しいと思った。ソフトは『グランツーリスモ』が出れば良かったんだけど、『レジスタンス』かな……」と話していた。
また、新宿区のヨドバシカメラ新宿西口本店では、午後11時過ぎに1000人以上が列を作り、その後も列に並ぶ人が絶えなかったため、店側の在庫を超えたとして「完売」の立て看板を出して列に並ぼうとする人たちに帰宅をうながした。
同店では、昼過ぎからゲーム売り場にあるPS3のデモ機の周辺に人が集まり、午後9時ごろに店員が行列の整理を始めた。午後10時過ぎには店舗を囲む形で1000人弱の列ができた。列の先頭にいた杉並区の大学生（22）は、「最初はあまり買うつもりはなかったけれど、ふときれいなグラフィックのガンダムが遊んでみたくなった」と話した。午後11時半に寝袋持参で列に並ぼうとした世田谷区の会社員3人組は、完売の立て看板を前に「徹夜覚悟で準備してきたのにもう完売と聞いてとてもびっくりした。渋谷か有楽町へ行ってみようと思っています」と残念そうに語った。
■小久保のソフトバンク入り決定、４季ぶりホークス復帰
ソフトバンクは１１日、巨人からフリーエージェント（ＦＡ）宣言した小久保裕紀内野手（３５）との契約に合意したと発表した。
ホークスには４シーズンぶりの復帰となる。
この日、小久保からソフトバンクの竹内孝規・常務執行役員最高執行責任者（ＣＯＯ）に連絡が入り、移籍の意思を正式に伝えた。年俸は４年総額１２億円プラス出来高払い。背番号は、２００３年まで在籍したダイエー（現ソフトバンク）時代と同じ「９」となる。
小久保はソフトバンク球団を通じ、「（巨人での）３年間の貴重な経験は何物にも代えることのできない財産となりました。突然のトレードにもかかわらず、温かく迎えていただいた巨人ファンの皆様の声援も忘れることのできないものです」としながら、「残りの野球人生をソフトバンクで骨を埋めることに決めました。優勝のためならどんな役割でも担う覚悟です」とメッセージを発表した。
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