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2006/10/07(土) 松坂13K完封!西武王手…パ・プレーオフ第1ステージ
◆西武1−0ソフトバンク(7日・インボイス西武) 松坂の気迫のピッチングで、西武がプレーオフ第2ステージ進出に王手をかけた。エース右腕は被安打6、プレーオフ史上最多となる13奪三振で完封。レギュラーシーズンで自己最多の17勝を挙げながら、投手の主要タイトルをすべて奪われた相手先発・斉藤和に見事、投げ勝った。西武は8日の第2戦に勝つか、引き分けるかで、日本ハムとの第2ステージ進出が決定する。

 歓声とともに、松坂がガッツポーズを決めた。締めくくりは、もちろん三振だ。この試合最速となる151キロに、本多のバットは空を切る。マウンドに駆け寄るナインに、笑顔でハイタッチだ。ファンが送った拍手が心地いい。パ・リーグのエースが誰かを証明した6安打、1−0完封。プレーオフ史上最多となる13奪三振の快投で、第1ステージ初戦を勝ち取った。

 試合後、ベンチでしばらく動けなかった。シーズン最後の登板では5回KO。それだけに、重圧を感じていたのだろう。「何が何でも勝たなければいけない試合でした。和巳さんが鬼気迫る投球をしていて、見ていて気持ちが入ったし、非常に刺激を受けました」レギュラーシーズンで勝利数、完封、防御率、奪三振、勝率の5冠王をさらわれたライバルとの壮絶な投げ合いを制した。自己最多の1試合4死球を出したが、これも1点も与えない、という闘争心の表れだった。

 ハイライトは1点をもらった直後の8回。カブレラ、松中、ズレータのクリーンアップを連続三振に抑えた。「ギアが1段階、上がりましたね。この3人を抑えないと、勝ちは見えてこない」カブレラはスライダー、松中はフォークで空振りに。最後のズレータはカウント2−3からど真ん中の151キロで見逃し三振。勝負は決まった。伊東監督も「大輔が気持ちで投げてくれた」とエースをたたえた。

 走者を背負わなかったのは、終盤の2回だけ。この日は直球だけでなく、勝負球に変化球も多投した。「シーズン中だったら(直球の要求が少なく)イラついたかもしれないけど、今日はそんなことはなかった」入団1年目の1999年。あこがれの巨人・桑田から「5年先、10年先を見据えて取り組め」とアドバイスされたことがある。その教えを忠実に守った右腕は、速球派だけでなく技巧派としての顔も身につけた。プロ8年目でも、進化は止まっていない。

 ユニホームのポケットに、しっかりとウイニングボールをしまった。倫世夫人と初めて球場に観戦に来た生後10か月のまな娘にプレゼントした。「どこにいるかは見えてました。まだ分からないと思うけど、かっこいいところは見せられたかな」エースが期待通りの快投で第1ステージ突破に王手をかけた。日本一への階段を駆け上がるには、これ以上ない勝ち方だった。

 ◆「パパ、パパ」10か月の愛娘初観戦 熱い視線が、お立ち台に上がる夫に向けられていた。倫世夫人(31)=元日本テレビアナウンサー=にとって、昨年12月に長女を出産してから、初めての球場観戦。「娘が最初に見た試合が完封なんて、すごいですね」生後10か月のまな娘をあやす夫人の瞳は、少し潤んでいるように見えた。 何度も訪れたピンチにも、不安はなかった。「この子がいるから大丈夫、と安心して見られました」試合中、「パパ、頑張れ!」と長女に話しかけながら応援。歓喜の瞬間を、一緒に見届けた。 まな娘の“声援”も、しっかり届いていた。これまでは松坂の前で口を開くことがなかった長女が、一昨日から「パパ、パパ」と呼びかけるようになっていた。「娘が勝利の女神になりましたね」娘の顔を見ながら、倫世夫人は最高の笑顔を見せた。

 西武・伊東監督「両エースの投げ合いの中、よくワンチャンスを生かしてくれた。手に汗握るいい試合だった。松坂はしばらく実戦から遠ざかっていたし、かなり力が入っていたね。(打線は)プレーオフに入る前、外国人も含めて、バントやエンドランをやることは伝えていた。でも、あそこ(7回、強攻で和田が適時打)は打たせた。(7回の)満塁のピンチをしのいだのが大きかった」


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