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2006/10/05(木)
坂本九さん長女が結婚…12月ハワイ挙式
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1985年8月12日の日航ジャンボ機墜落事故で死去した歌手・坂本九さん(享年43歳)の長女で歌手の大島花子(32)が結婚することが5日、発表された。お相手はブラジリアン柔術の道場を主宰する日本人男性のAさん(38)。12月に家族旅行でよく行った思い出の地、ハワイ・マウイ島で挙式する。インタビューに大島は「天国の父も『2人で頑張りなさい』と喜んでくれていると思う」と声を弾ませた。
墜落事故から丸21年。坂本九さんと女優・柏木由紀子(58)の間に誕生し、事故当時、小学校6年生だった花子が結婚を決めた。
お相手のAさんはブラジルに本部を持つ道場の日本代表。現在は国内の8つの支部を束ねている。優しい笑顔が印象的な男性だという。約5年前に花子が知人の紹介で道場に行ったことがきっかけで交際がスタートした。
「プロポーズは特になく、お互いの気持ちが自然と結婚に向いていった」と花子。今年になって母に報告。「あなたが選んだ人なんだから」と祝福してくれたという。二女で女優の舞坂ゆき子(29)も「女所帯だったので男性が入ってくれて心強い」と喜んでくれた。
6月に婚約し、父の墓前で報告。夏には事故のあった群馬県の御巣鷹山にAさんと母、妹の4人で登った。「心配していると思うけど2人で頑張っていきます、と伝えました。一緒にバージンロードを歩けなかったのは残念だけど、父も喜んでくれていると思います」。昨夏、事故後初めて家族で御巣鷹山に登ったが、1年後には“家族”が1人増えていた。
九さんと柏木は1971年に結婚。九さんは「子供はたくさん欲しい」と話し、73年10月7日に待望の第1子となる花子が誕生した。トップスターの幸せな家庭は世間の注目を集め、お宮参りなどの様子も派手に報じられた。九さんは子育ても手伝い「子供ってかわいいですね」と目に入れても痛くないほどのかわいがりようだった。
今後は12月にマウイ島で家族のみで結婚式を行い、帰国後、親しい知人を集めてホームパーティーを行う予定。「マウイは父や祖父とよく行っていた思い出の場所。家族と相談してそこで挙式しようと決めた。父も一緒に楽しめるかなと思って」。妊娠はしておらず、今後も父の遺志を継いで音楽活動は続けていく。
【日航ジャンボ機墜落事故】1985年8月12日午後6時56分、羽田発大阪行きの日航ジャンボ機が群馬・御巣鷹の尾根に墜落。奇跡的に女性4人が助かったが、残る乗員乗客520人が死亡。単独の航空機事故では史上最悪の大惨事。事故原因について運輸省航空事故調査委員会(当時)は、78年に大阪空港で起きた尻もち事故の修理でボーイング社の作業員が修理ミスをし、日航、運輸省の担当者が見逃したとする報告書をまとめた。
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