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2006/10/26(木) 北海道日本ハム、地元・札幌で44年ぶり日本一!
 札幌が歓喜に沸いた! 北海道日本ハムが札幌で行われた中日との日本シリーズ第5戦に4対1と勝利して、前身の東映が1962年に優勝して以来44年ぶり、東京から北海道に拠点を移して3年目で日本一に輝いた。

 北海道日本ハムは1点を追いかける5回に金子のスクイズで同点に追いつくと、6回にセギノールの2点本塁打で勝ち越し。8回には、ダメ押しとなる稲葉のソロ本塁打が飛び出した。
 投げてはダルビッシュが4回こそ制球難からピンチを広げ、荒木に適時打を打たれるものの、それ以外は無失点に抑える好投。8回途中から岡島、マイケルの投手リレーで中日打線を無得点に抑えた。

 中日は荒木のタイムリー内野安打で5回に1点を取ったものの、この日も8残塁。シリーズを通して打線のつながりを欠いた。セギノールに2点本塁打を浴びるまで粘り強い投球を見せていた川上を援護できなかった。52年ぶりの日本一を狙った中日だったが、北海道日本ハムの前にまたしても涙を飲んだ。

■胴上げは最後に…ヒルマン監督「日本一? シンジラレナ〜イ!」

自分よりも選手を先に−。ヒルマン監督は、次々と胴上げされていく新庄、小笠原らを温和な表情で見つめ、手をたたいた。そして最後の最後にナインに囲まれ、控えめに2度宙に舞った。

 「日本一? シンジラレナ〜イ! 北海道のみなさんは世界で一番です。この球団で指揮をとれたことをうれしく、誇りに思います」。お立ち台では、おなじみとなったフレーズを気持ちよく絶叫。満員のスタンドと喜びを分かち合った。

 2年目のダルビッシュ、ルーキー八木、武田勝の投手陣。野手では森本、田中賢が象徴するように、監督4年目にして若くて生きのいいチームを作り上げた。常に選手の体調管理を重視し、決して無理はさせなかった。そんな誠実な指導方針が、選手たちからも信頼された。

 誠実。これはファンに対しても同じだった。02年オフ、日本ハムの監督に就任したとき「自分は何でもする。怖がらずになんでも言ってくれ」。球団にこう伝え、ファンサービスに協力し続けた。一昨年9月のストライキ中も、札幌駅で1000人と握手。「グラウンドでプレーできないことを、ファンにおわびしたい」。翌日、手がはれ上がるほど、ファンとの触れ合いを大事にした。

 いつも隣にいる岩本通訳は、ヒルマン監督の人間像をこう表現している。「監督は家族と野球とファンを愛する人です」。この日スタンドには73回目の誕生日を迎えた最愛の父・ロイスさんの姿があった。息子の胴上げを楽しみにしていたロイスさんにも、最高の親孝行ができた。

 「ファンがいなければ日本一を手に取ることはできなかった。本当に感謝しています」。喜びを分かち合ったヒルマン監督はいま、故郷テキサスのレンジャーズ監督候補にも挙がっている。自らの去就も、自分に誠実に決めていく。

■新庄、日本一を花道に現役引退…号泣そして笑顔

新庄が泣いた! 歓喜の胴上げで、17年間のプロ野球生活に終止符を打った。日本ハムが王手をかけて臨んだ第5戦は4−1で中日を下し、前身の東映時代の1962年以来、44年ぶり2度目の日本一に輝いた。今季限りでの引退を表明している新庄剛志外野手(34)は1安打に終わったが、その熱い魂でチームを頂点に導き、チームメートから真っ先に胴上げされた。スタンドを埋めた日本ハム・ファンの大歓声の中、最高の形で有終の美を飾った。

 ぼやけた視界では、ボールの行方など分からなかった。鳥肌が立つような大歓声と、弟分の笑顔が試合の終わりを告げていた。左中間へのアレックスの打球、つかみ捕った森本がそのまま新庄の元へ駆け寄る。マウンドにできた歓喜の輪とは別に、左中間フェンスの真下で3年間苦楽を共にしてきた弟分と熱い抱擁を交わした。4連勝。そして日本一−笑顔でファンを魅了し続けた男が、涙で最高の花道を飾った。

 自然とできた選手たちの出迎えの列。一人一人と抱き合い、最後にヒルマン監督と抱擁すると、仲間たちの笑顔が背番号1を囲む。リーグ優勝を決めたあの日の約束通り、仲間たちの手で地上から宙に解き放たれた。監督よりも先だった。誰よりも早かった。日本一の札幌の空を4度、舞った。

 「持ってるわ、オレ。本当にこのマンガみたいなストーリー。出来過ぎてません? 今後、体に気をつけたいと思います。泣いてた? 7回ぐらいからやばかった。オレのとこに飛んできてたら捕れなかったですよ。チャンピオンとかそういうことじゃなくて、この仲間と出来なくなるという気持ちがすごい強くて、7回ぐらいからボール見えなかったです。(野球人生で)きょうが、最高の思い出になりますね」。


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