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2006/10/21(土) 日本シリーズ 中日が初戦制す 日本ハムあと一歩及ばず
プロ野球の日本シリーズが21日、ナゴヤドームで開幕し、中日が日本ハムに4−2で降して初戦を制した。中日がシリーズ初戦を勝ったのは1974年以来32年ぶり。中日が川上、日本ハムはダルビッシュと両エースが先発。互いに本調子ではなかったが、粘り強い投球をみせて接戦となった。有効打の数と守りの堅さで勝った中日が競り勝ち、1954年以来52年ぶりの日本一に向けて好スタートを切った。川上はシリーズ通算3勝目。第2戦は22日、ナゴヤドームで行われる。
 ○中日4−2日本ハム●
 中日が下位打線の活躍と川上の力投で初戦を制した。二回1死満塁から、谷繁の中前2点適時打で先制点。同点とされた三回には井上の左前適時打で再びリードし、八回1死三塁からアレックスの適時二塁打で追加点を奪った。川上は再三走者を出しつつも、要所を抑えて8回を2失点。日本ハムの先発ダルビッシュは力みが目立ち、制球に安定感を欠いた。
 ▽中日・落合監督 四つ勝つための第一歩。選手たちは、いつも通りの試合をしてくれた。(明日以降も)シーズン通りの野球ができたら、うちはあと三つ勝つ。
 ▽日本ハム・ヒルマン監督 ダルビッシュは一回を抑えた時にはいけると思ったが残念。四球が多すぎた。でもシリーズは7戦あるんだから、立て直していけばいい。
 ◇悩んだ経験が生きた…中日・川上
 中日・川上がエース対決を制した。2年ぶりに味わう日本シリーズの開幕戦のマウンドで、調子が悪くても試合の中で修正できる姿を見せた。
 2年前も同じナゴヤドームで行われた第1戦に先発したが、敗れて日本一を逃した。この日は「勝つことしか頭になかった。全力で飛ばしていこう」とマウンドに上がった。だが、力みにつながり制球が定まらない。序盤はピンチの連続だった。
 味方に2点をもらった後の三回は、先頭の森本の右前打をきっかけに2失点。「一番心配したのは僕。久々に変な脂汗が出ました」と川上。三回までに4四死球と乱調だったが、同点で踏みとどまった。
 2度同じ過ちは繰り返さない。1点リードの四回から、力を抜いて制球重視の投球に変えた。8〜9月の約1カ月間、勝てなくなり、「プロに入ってから一番苦しかった」と悩んだ経験が生きた。その時と同様、角度のあるボールを投げることを意識して克服した。谷繁に腕が横ぶりになったことを指摘されたという。外角のカットボール中心の投球も意識して、追加点を許さなかった。
 「うちのエースですから。心配してません」と落合監督が全幅の信頼を寄せるエースで、32年ぶりに初戦を制した。
 ◇「抑えていれば」…日本ハム・ダルビッシュ
 「抑えていれば負けることのない試合。責任を感じます」。日本ハム・ダルビッシュはこう言って悔やんだ。
 「抑えていれば」とは、2点差を追いついた直後の三回1死一塁の場面。森野の投ゴロを捕ったダルビッシュは二塁に送球しようと考えた。だが、「ファーストって言う声が聞こえてきた」。一塁方向を見ると、森野は既にベースを駆け抜けており、どこにも送球できず、一、二塁とピンチが広がった。さらにアレックスの投ゴロで二、三塁となり、井上に適時打を許した。これが決勝打となっただけに悔やまれた。
 ダルビッシュは二塁送球で刺せると思ったようだが、バウンドの高い打球を考えると、迷わず一塁に送球するのが妥当なケース。「ファースト」と声をかけた捕手・鶴岡も「なぜなのか? ダルに聞いて」と首をかしげる判断ミスだった。
 プロ2年目で大舞台の初戦先発を任された緊張で、20歳のエースは平常心を失っていた。一回は3者凡退だったが、二回に2失点と突然崩れた。ウッズを警戒する余り四球で歩かせたことがきっかけとなり、制球が乱れた。変化球のサインに直球を投げるサインミスもあった。本人は「気持ちよく投げられた」と振り返ったが、投球自体も本調子ではなかった。
 痛い黒星発進。自身のシーズンから続く連勝記録も11で止まった。しかし、この敗戦で日本ハムが日本一になるチャンスがなくなったわけではない。「これも成長する過程だと思って切り替える」とダルビッシュ。日本シリーズ2度目の登板があるならば、この日の反省点を生かすつもりだ。
 ○…中日・森野が5打番の役割をきっちり果たした。二回無死一塁、甘く入ったダルビッシュの変化球を左中間に運ぶ二塁打で、谷繁の先制打をお膳立て。1死一塁で迎えた三回には、ダルビッシュの前で高くはずむ内野安打を放ち、井上の勝ち越し打を呼び込んだ。今季レギュラーに定着したのはセ・パ交流戦後。試合前「ダルビッシュ? 打席に立ったことがない。思い切っていくだけ」と話していた森野がのびのびと戦った。
 ○…日本ハム・セギノールが三回に技ありの適時打を放った。1死一、二塁で右前打を放ち、森本を本塁に迎え入れた。川上の甘く入った初球のカットボールを逃さない、積極さも光った。ただ、四回以降はリズムを取り戻した川上の前に打線が沈黙。「川上は内外にうまく投げ分けていた。相手のホームゲームなので、1勝1敗なら御の字。チームのムードは悪くない」と巻き返しを誓った。
 ○…第1試合の始球式は、今年野球殿堂入りを果たした元中日監督の高木守道さん(65)が行った。現役時代は名内野手で鳴らした高木さんも「始球式は初めて。勝手が違う」と苦笑いしながら大役を務めた。「4勝1敗で中日が勝つと予想している。頑張ってほしい」と、OBらしく中日にエールを送った。
 ◇第1戦の主な記録◇
 ▽チームイニング最多犠打タイ 中日2=過去多数


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