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2006/10/11(水) 競馬 ディープインパクトが年内で引退へ JRA発表
日本中央競馬会(JRA)は11日、ディープインパクト(牡4歳、池江泰郎きゅう舎)の金子真人オーナーの意向として、同馬を年内で引退させるとの連絡を受けたと発表した。


 1日にフランス競馬の凱旋門賞で日本中を沸かせたばかり。11日に発表された、ディープインパクト(牡4歳、栗東・池江泰郎きゅう舎)の年内引退は、パリでの3位の力走に「来年こそ雪辱を」という期待も抱いていたファンには、唐突で残念に感じられるはずだ。
 しかし、名馬であればあるほど、その子への期待が膨らむのが競馬の常。ディープ伝説が最高潮になった時に、元気な体で引退させることも、オーナー側にとっては重要なことだ。惜しまれつつ、破格の51億円のシンジケートが組まれての種牡馬入り。21年ぶり史上2頭目の無敗の3冠馬にふさわしい王道を行くということなのだろう。
 シンジケートは1株8500万円。小柄で見栄えがしなかったというディープの競り市での価格は7000万円だから、これを軽く上回る。ディープの父サンデーサイレンスは、90年に米国から輸入され、95年から11年連続でリーディングサイアー(産駒の最高獲得賞金)の座を守り続けている。日本の競馬界を変えたとされるサンデーも02年に死亡し、現在の3歳が最後の世代。後継種牡馬としても、ディープにかかる期待は大きい。
 高額シンジケートの例では、96年に北海道の生産者らのグループがアラブ首長国連邦のシェイク・モハメド殿下から購入したラムタラが記憶に新しい。3歳時の95年に凱旋門賞など欧州3大レースを無敗のまま制し4戦4勝で引退。奇跡の名馬と呼ばれ、約44億円(1株1億800万円、41株)でシンジケートが組まれたが、産駒成績は不振を極め、今夏、約2750万円で英国に売却された。
 名競走馬が、必ずしも名種牡馬とは限らない。だが、父母から子へ脈々と受け継がれる能力を目の当たりにすることは競馬ならではの魅力だ。驚異的な人気で菊花賞が史上初の単勝「元返し」(配当1・0倍)となったように、ディープは賭け事の対象ではなく、競技者として競走馬を観る楽しみを知らしめた。その走りに魅せられた人々が、ディープの姿に重ねてその子のレースを観る。日本の競馬の奥行きを広げる、ディープの第2ステージに期待したい。


 ◇ディープインパクト 4歳牡馬。父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア。北海道早来町(現安平町)のノーザンファーム生産。馬主は金子真人ホールディングス。栗東・池江泰郎きゅう舎。通算12戦10勝(G15勝)。0歳時、セリ市・セレクトセールで7000万円で落札された。04年12月のデビュー以来、武豊騎手とのコンビで勝利を重ね、05年には3歳牡馬3冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)を史上2頭目となる無敗で制覇。年末の有馬記念はハーツクライの2着に初めて敗れたが、年度代表馬にも選出された。今年は天皇賞・春、宝塚記念を勝つと、フランス遠征を敢行。しかし、10月の凱旋門賞は3着にとどまった。
 
◇シンジケート 所有希望者が多い種牡馬を、希望者が経費を出し合って共同所有する組織。権利は株式で分割され、主に60口が基本単位と言われている。
 シンジケート会員になれば、毎年1頭の牝馬に種付けする権利が得られる。会員以外からの希望が殺到して、種付けする牝馬の頭数が株数を超えた場合、超過分の種付け料がシンジケート会員に分配される。
 過去、国内最高額のシンジケートは、史上初めて欧州の3大レース(英国ダービー、凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS)を無敗で制し、1996年に英国から輸入されたラムタラで約44億円。日本調教馬では、04年のダービー馬キングカメハメハの21億円が最高額だった。


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