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2006/10/31(火)
日本、台湾に逆転負け=世界女子バレーが開幕
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第15回世界女子バレーボール選手権は31日、東京・国立代々木競技場など国内4会場で24チームが参加して開幕し、1次リーグA組で世界ランキング7位の日本は初戦で同23位の台湾に1−3で逆転負けし、黒星スタートとなった。日本が台湾に敗れたのは史上初めて。 日本は第1セットを25−18で先取したが、第2、3セットを連取され、第4セットは終盤の勝負どころで競り負け、23−25で落とした。A組はこのほか、韓国が初出場のコスタリカにストレート勝ち。欧州選手権優勝のポーランドはケニアを3−1で押し切った。 C組では優勝候補筆頭のブラジルがプエルトリコに快勝し、B組のロシア、中国も順当勝ち。D組はキューバがトルコにストレート勝ちしたが、優勝候補の一角、イタリアはセルビア・モンテネグロに1−3で敗れた。 1次リーグは6チームずつ4組に分かれて総当たりで行い、各組上位4チームが2次リーグに進む。
まさかの敗戦に、柳本監督は「台湾の出来がよかった。悔しいけど、これが世界選手権かな。気持ちは入っていたけど一体感が無かった」と大きなため息を漏らした。第1セットこそ奪ったが、第2セット以降は攻めが単調になった。エース小山がつかまり、粘り強く拾われて揺さぶられた。 28年ぶりのメダルを目標に掲げて迎えた初戦で出はなをくじかれて、10得点にとどまった高橋みは「全然拾えず、リズムがつかめなかった」と肩を落とした。竹下主将は「情けない。今日は戻ってこないので、気持ちを切り替えて精いっぱい頑張る」と次のコスタリカ戦からの巻き返しを誓っていた。
■台湾、日本倒して自信つかむ
台湾が日本のお株を奪う拾ってつなぐバレーを展開し、金星を挙げた。第1セットこそミスが続いたが、2セット以降は何度も連続得点を挙げて流れをモノにした。 両チーム最多19得点を挙げた陳美静は「今日はとても自信がついた。自分たちの練習の成果が出せたと思う。とてもうれしい」と何度もほおを緩めた。 林光宏監督も「すべての人に感謝したい。選手も素晴らしかった」とたたえた。
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