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2006/01/21(土)
大雪 東京・大手町で積雪9センチ、ピーク過ぎる
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21日未明から東海、関東地方南部を中心に降り始めた雪は、同日夜になっても続いた。東京・大手町では同日午後5時に9センチの積雪を記録。都心部で9センチの積雪があったのは98年1月15日に16センチを観測して以来で、8年ぶりの大雪となった。 気象庁によると、この雪をもたらしている低気圧は22日朝にかけて、関東地方の南海上をゆっくり東北東に進む。低気圧が接近した21日夕方から夜にかけて雪は激しさを増したが、日本列島から離れるに従ってピークは過ぎた。各地で雪が激しく降った時間帯の積雪量は▽横浜市11センチ▽千葉市10センチ▽さいたま市13センチ▽水戸市17センチなど。 22日の東海、関東地方は雪はやむものの、冬型の気圧配置が強まるため、早朝の気温が氷点下になるなど冷え込む地域が多く、路面凍結で交通に影響が出る恐れがある。また、日本列島上空に北から強い寒気が流れ込み、西日本から北日本の日本海側の広い範囲で強い雪が降る見込み。 慣れない積雪のため、首都圏では転倒してけがをする人が相次いだ。埼玉県加須市の男性(83)が足を滑らせて腰の骨を折るなど、1都3県で少なくとも166人が重軽傷を負って病院に搬送された。
■英語リスニング、故障などで436人が再テスト
大学入試センター試験は21日、「公民」「地理歴史」「国語」「外国語」の試験が行われ、初日の日程を終了した。
今年から新たに英語のリスニング(聞き取り)テストが導入されたが、ICプレーヤーの故障などのトラブルが相次ぎ、同センターの22日午前1時半のまとめによると、全国で436人が再テストを受けた。同センターは今後、メーカーに原因を分析させる。
トラブルがあったのは、東京大や東北大、北海道大、京都大など。再テストの対象者は本試験の終了後に再テストを受け、音声が聞こえなくなったところから改めて解答した。
トラブルの主な原因は、▽途中から音声が聞こえなくなる▽声が大きくなったり、小さくなったりする――など。東京大では、7人が機器の故障などの理由で再テストとなった。北海道大では、5人の受験生から「音量が上下して聞き取りづらい」などの訴えがあった。
同センターの荒川正昭理事長の話「リスニングテストは全体としては、大きな混乱もなく終了したと考えている。しかし、約400人の受験生からICプレーヤーが原因と思われる申し出があったことは遺憾。今後は、原因を十分分析し、トラブルの数をゼロにしていくとともに、操作方法や説明についても改善したい」
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