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2006/01/06(金) 石井弘 法的手段辞さず
今オフのポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を熱望するヤクルトの石井弘寿投手(28)が6日、制度適用が認められない場合、法的手段に訴えることを検討していることを明らかにした。同投手は昨年1月の契約更改交渉時に05年の成績次第では球団側が移籍を容認するとの確約があった点を強調。契約不履行による民事訴訟や制度適用の仮処分申請も選択肢に入れている。

 目には悔し涙があふれていた。神宮クラブハウスで行われた会見で石井は「どうしても(移籍容認の約束を)守ってくれないことが理解できなかった。約束は本当に無意味だったのか…悔しいし、悲しい。(代理人の)水戸(重之)先生に相談して法的手段を取ることを検討することになりました」と話した。

 昨年1月の契約更改時に多菊善和球団社長、大木勝年運営部長と石井の3人で交渉し、多菊社長退席後に当時の石井の代理人だった貝塚慶一弁護士が同席。大木部長から「移籍を容認する条件はシーズンにわたってフル稼働すること。優勝、タイトル獲得は条件ではない」との条件が示され、双方がメモを残した。

 石井は昨季61試合に登板し、自己最多の37セーブ、防御率1・95の好成績を挙げた。石井は昨年夏にも多菊社長から移籍容認の方針を伝えられたが、同社長は古田新監督が就任すると態度を一変させた。これまで3度の交渉を行ったが、主張は平行線。石井は「わがままを言ってるわけじゃない。僕だって契約社会の人間。約束を認めてもらう」と悩んだ末に決断に至った。

 代理人の水戸弁護士は「口頭で合意した契約で法的効力はある。球団は約束を果たす義務がある」と主張。具体的な法的手段については「いろいろな手続きがある」と語るにとどまったが、関係者によると制度適用を求める仮処分申請や契約不履行による民事訴訟などが検討されている。選手個人と球団間の対立が法廷に持ち込まれるのは過去に例がない。それだけでなく石井は、労組選手会にも救済を求める方針も明かした。

 石井の主張を伝えられた多菊社長は「そんなことはあり得ない」と一蹴。法的手段に関しても「そんな方法はあるのか?」と話しただけ。今後は石井側から連絡を受け次第、対応策を検討する。

 「長引いて険悪になってるけどしようがない」と石井。あす8日から20日まで沖縄で自主トレを行うため本人と球団側が交渉する時間は限られる。入札の期限は3月1日まで。容認の方針が打ち出されない以上、2月の春季キャンプは自費で参加する予定だが、仮に法廷闘争に発展した場合、石井が今季ヤクルトでプレーするかどうかも流動的な情勢だ。

 ≪元代理人の弁護士「確約だった」≫昨年途中まで3年間、石井の代理人を務めた貝塚慶一弁護士が、東京・西新橋の事務所で昨年1月の契約更改交渉の経緯を説明。合意文書を残さなかったのは「球団を信頼してたから」とし「結果を残したらもう1度話し合いの場を持つという話ではなく確約だった」と話した。また監督交代で事情が変わったとの球団側の主張も「去年から監督が代わるのは予想されていた。その事情変更でポスティングを認めないということは、法的にあり得ない」と一蹴した。

 ≪古田監督「もちろん残ってほしい」≫古田監督は故郷の兵庫県川西市で毎年恒例のチャリティーゴルフコンペに出席。石井が法的手段も辞さないと表明したことについて「契約というものは真剣に考えなくてはいけない。はっきりしていいじゃないですか。すっきりした形でやってほしいし、それが一番いい方法だと思うなら致し方ない」と話した。ただ、監督の立場としては「もちろん残ってほしい」という方針は変わらず、近日中にも本人と電話会談する意向を示した。

 ≪石井 WBCの出場「微妙な状態」≫石井は、選ばれているWBCの出場について「微妙な状態」と説明した。今回の問題が長引けば影響が出るのは必至で「どうなるか分からないので現時点では何とも言えない」。ただ、3月のWBCを見据えて埼玉・戸田のグラウンドで元日から始動。すでにキャッチボールも行っており「悔いの残らないように調整したい」と、出場を前提に自主トレを続ける考えを示していた。


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