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2006/01/29(日)
【中国】北京:13年ぶりの音と光りの年越し、けが人も発生
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1月28日から29日にかけての夜、北京市民は13年ぶりに春節((旧正月)年越しの爆竹と花火を楽しんだ。市消防局指揮センターには吉林、陸昊・両副市長が待機し、別の場所で執務する王岐山・市長とも大画面を利用したテレビ電話で随時連絡をとるなど、北京市の最高幹部は総力を挙げて万一の事態に備えた。29日付で新京報が伝えた。
この晩、北京市全域では49.3万人が爆竹や花火を楽しんだと推定されている。どちらかといえば、年越しの夜のメインは爆竹であるため、深夜の北京市は絶え間なく点火される爆竹の「音の祭典」となった。
市公安局の説明によると、28日18時から29日0時までの間には重大な刑事案件や治安案件、さらに交通関連や案件や火災などの重大な案件は発生しておらず、市内の秩序は平穏に保たれた。
けが人に関しては、首都医科大学付属同仁病院によると、20時30分の時点で、すでに6−7人が運びこまれている。多くは顔面を負傷したケースで、1人は眼球摘出措置が必要になる可能性があるという。
ただし、今年から解禁となった五環路内側でけが人は発生しておらず、1度に多数のけが人が発生した事故も発生していない。
規則によると、3人以上のけが人が発生した事故に関しては、病院として特別な救援体制をとると同時に、政府関連部門に報告することになっている。
■<ポーランド>展示場崩落、66人死亡 救出作業は難航
ポーランド南部のカトウィツェの大規模な展示施設で28日午後5時半ごろ、屋根が崩落し、66人が死亡、約160人が負傷した。AP通信などが伝えた。警察は雪の重さで崩落した可能性があるとみて調べている。29日、現場を訪れたカチンスキ大統領は記者会見し、「犠牲者は子供2人、外国人2人を含む66人で、これ以外に不明者はいない模様だ」と語った。 展示施設ではレース用のハトの見本市が行われており、欧州各国から集まった約500人の来場者でにぎわっていた。目撃者によると、建物がひび割れるような音が聞こえた後、突然、中央部の屋根が崩落したという。崩落で施設内は大混乱となり、多くの来場者が内部に取り残され、がれきや雪などの下敷きになった。 ワルシャワの日本大使館は29日朝、「日本人が現場に居合わせたとの情報はない。出展者の中にも日本人はいない」と話した。カトウィツェに進出している日本企業2社の社員も全員が無事と確認された。 展示施設はサッカー場程度の大きさで面積約1万平方メートル。90年代末に建設された。AFP通信によると、現場周辺には約30センチの積雪があったといい、屋根にもかなりの雪が積もっていたとみられる。ただ、除雪を行っていたとの情報もあり、崩落の原因はまだはっきりしていない。 現場は氷点下15度以下の厳しい冷え込みで事故発生後、徹夜での厳しい救出作業が続いた。 見本市は27〜29日の予定で、ベルギー、ドイツ、ウクライナなど欧州各国から120以上の業者らがレース用ハトを出展していた。 欧州は昨年来、厳しい寒波に見舞われており、今月2日にはドイツ南部の屋内スケート場の屋根が積雪の重みで崩落、子供ら14人が死亡した。ポーランドでも1月に寒波のため、140人が死亡している。
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