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2006/01/19(木)
姉歯氏使用「小嶋社長が指示」…スペースワン社長
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耐震強度偽装事件で、衆院国土交通委員会は１９日、偽装マンション７件の設計を元請けしていた「スペースワン建築研究所」の井上正一社長や、コンサルタント会社「総合経営研究所（総研）」の四ヶ所猛チーフコンサルタントら４人の参考人質疑を行った。
この中で井上社長は、「姉歯の名前は出なかったが、小嶋社長から『優秀な構造設計士が木村建設にいるので使うように』と指示された」と述べ、姉歯秀次・元１級建築士を使うよう、「ヒューザー」の小嶋進社長から指示されたとの認識を明らかにした。
また井上社長は、問題公表前の昨年１０月２７日、小嶋社長と民間確認検査機関「イーホームズ」の藤田東吾社長らが集まった場に同席していたが、「（問題を）『公表したい』というイーホームズに対し、小嶋社長は『公表を少し待て』という風な、やりとりがあった」と述べた。
井上社長は２日前の同月２５日、ヒューザーとイーホームズが問題を協議した場にも同席していた。この協議の後、井上社長は姉歯元建築士とともに、報告のためヒューザー本社に車で向かったが、車中で姉歯元建築士から「もうどうせわかってしまうのだから、（偽装を）やりました」と告白されたことも明らかにした。
■ライブドア企業買収に関与 元関連会社社長、自殺か 沖縄
ライブドアによる企業買収にかかわったとされるエイチ・エス証券の野口英昭副社長（３８）が十八日、那覇市内で死亡したことが十九日、分かった。ライブドアの関連会社株をめぐる証券取引法違反事件を捜査している東京地検が明らかにした。那覇署は自殺とみて調べている。
調べでは、十八日午後二時半ごろ、那覇市のホテル客室で、ベッドの上で倒れている野口さんを従業員が発見。野口さんは病院に運ばれたが、腕や手首を切り、出血多量で約一時間後に死亡した。遺書はなく、近くに血が付いた包丁があった。
野口さんは十八日午前十一時半ごろ、一人でチェックインしたという。
エイチ・エス証券によると、野口さんは国際証券（現三菱証券）勤務、ライブドア関連会社社長などを経て平成十四年六月にエイチ・エス証券入社。投資企画本部長などを歴任し、昨年六月、副社長に就任した。
ライブドアによる結婚仲介サービス会社「キューズ・ネット」などの買収をめぐり、株式を売買した投資事業組合の業務執行組合員を務める「日本Ｍ＆Ａマネジメント」の親会社「エイチ・エスインベストメント」の社長を一時兼務していた。
東京地検特捜部では、すでにエイチ・エス証券や、「日本Ｍ＆Ａマネジメント」などを家宅捜索している。
東京地検の伊藤鉄男次席検事は「誠に悲しい出来事で、冥福をお祈りする。東京地検が野口さんを調べたり、呼び出したりした事実はない」と話している。
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