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2005/09/09(金)
宮崎駿監督に栄誉金獅子賞…ベネチア映画祭
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イタリア北部で開催中の第62回ベネチア国際映画祭で9日、アニメーション映画「ハウルの動く城」などを手掛けてきた宮崎駿監督(64)に、栄誉金獅子賞が贈られた。
同賞は多くの優れた作品を生みだした映画人の功績をたたえる賞で、これまでフェデリコ・フェリーニ、スティーブン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリック、ウディ・アレンといった名監督が受賞している。
授賞式で、同映画祭ディレクターのマルコ・ミュラー氏から金獅子像を手渡された宮崎監督は「アニメーションという映画の端っこにあるものに、光を当ててくれてありがとうございます。アニメーションはコンピューターの出現によって大きな曲がり角にあると言われていますが、私の道が曲がることはありません。これからも少しでもましな作品を作るために、白い紙に向かっていきたい」とあいさつ。満場の拍手を浴びた。
授賞式に続いて、「風の谷のナウシカ」など過去の宮崎作品が上映された。
宮崎監督の作品は、2001年の「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞、米アカデミー賞で長編アニメ映画賞をそれぞれ獲得。最新作「ハウルの動く城」も、昨年のベネチア映画祭で技術力などが認められてオゼッラ賞に輝くなど、世界的に高く評価されている。
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