|
2005/09/05(月)
台風14号 九州南部が間もなく暴風域 6日朝に最接近
|
|
|
大型で非常に強い台風14号は5日正午現在、鹿児島県名瀬市の東約100キロにあり、時速約15キロで北北西へ進んでいる。同日午後には九州南部が風速25メートル以上の暴風域に入る見込み。非常に強い勢力を保ったまま、6日朝には九州南部に最接近するとみられ、気象庁は暴風や大雨、高波への警戒を呼びかけている。 中心気圧は935ヘクトパスカル、最大風速45メートル。中心の東側300キロと西側260キロ以内で25メートル以上の暴風、東側850キロと西側650キロ以内で15メートル以上の強い風が吹いている。 九州南部で大雨となっており、5日午前10時までの総雨量は▽宮崎県田野町311ミリ▽鹿児島県肝付町308ミリ▽宮崎県日向市302ミリ▽鹿児島県鹿屋市283ミリを記録している。 同庁によると、6日夜ごろまでは、台風の影響で西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が不安定になるとみられる。場所によっては東からの風が吹き、湿った空気とぶつかって雨雲を停滞させ、4日夜の東京のように集中豪雨が降る恐れもあるという。6日正午までの24時間雨量は多い所で▽九州南部600ミリ▽四国500ミリ▽九州北部400ミリ▽近畿、東海300ミリ▽中国、北陸、関東甲信、東北100〜150ミリ−−に達し、所によっては総雨量が1000ミリを超えるとみられる。 影響で九州発着の空の便は欠航が相次いだ。日本航空は95便、全日空は97便が欠航、スカイマークエアラインズは8便、日本トランスオーシャン航空も30便が欠航した。一方、JRは東京と九州を結ぶ夜行列車上下計4本の運休を決めた。
|
|
|
|