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2005/09/24(土) 仰木監督、勇退 後任に広島・三村ヘッド
オリックスの仰木彬監督(70)が、今季限りで退任することが24日、明らかになった。オリックスはこの日、日本ハムに敗れ、プレーオフ進出が絶望になった。仰木監督には、かねてから宮内義彦オーナー(70)が強く続投を要請していたが、体調面の不安から勇退を決意した。後任には広島を退団することが決定的な三村敏之ヘッドコーチ(57)を最有力候補にリストアップ。広島のシーズン終了を待ち、10月中旬にも正式要請を行う。

球団続投要請も決めていた「1年限り」
 仰木監督がユニホームを脱ぐ覚悟を決めていた。度重なる球団からの続投要請にも、首をタテに振ることはなかった。1年間、命をけずる思いで、合併チームの土台作りに尽力してきた。3試合を残してプレーオフ進出の夢は断たれたが、すべての情熱を傾けてきたという信念もあった。

 球団は早くから仰木監督に続投を要請していた。宮内オーナーは「当然、やってもらえるものと思っている」とラブコールを送り、小泉球団社長も「上から下まで仰木監督で一致している」と話してきた。だが、3年前に大病を患ったこともあり、定期検査は欠かせない日々を送っていた。特に風邪をこじらせた夏場以降は、ベンチ裏に氷で冷やしたタオルが用意された。関係者によれば、当初から「1年限り」と決めていたようだ。

 仰木監督の意向を受け、球団は後任をリストアップ。山本監督の辞任で、広島を退団することが決定的になった三村ヘッドコーチに白羽の矢を立てた。03年オフにも一度は監督就任を打診。堅実な手腕を高く評価し、3年越しのラブコールになる。関係者によれば、広島以外の球団の監督就任にも前向きで、オリックスで指揮を執ることも支障はないという。

 昨秋に元近鉄と合併し、新生球団として歩み出したオリックス。今季は仰木監督の下で、2チームの選手が融合。定位置だった最下位の脱出だけでなく、盤石のリリーフ陣を築くなど、パの台風の目になった。来季以降は三村体制の確立を目指し、悲願のプレーオフ進出を狙うことになる。

 ◆仰木 彬(おおぎ・あきら)1935年4月29日、福岡・中間市生まれ。70歳。東筑高から54年に西鉄に入団し、1年目からレギュラーとして活躍。実働14年で1328試合に出場した。引退後は70年から近鉄でコーチ、88年には同監督に就任し、同年の「10・19」を経て89年にリーグ制覇。94年にオリックス監督となり、イチロー(現マリナーズ)を育てた。95年からリーグ2連覇。96年には巨人を破り日本一となった。監督通算成績は14年間で987勝813敗53分け、勝率5割4分8厘(24日現在)。昨年1月に野球殿堂入りを果たし、今季から合併球団の初代監督として、オリックスに復帰していた。

 ◆三村 敏之(みむら・としゆき)1948年9月19日、広島・安芸郡海田町生まれ。57歳。広島商から66年第1次ドラフト2位で広島に入団。72年にリーグ2位の打率をマークするなど、現役17年間で1567試合に出場。1245安打、149本塁打、490打点、打率2割5分5厘。ベストナイン3回。83年に引退後は広島のコーチ、2軍監督を経て、94〜98年まで同監督に就任。監督通算成績は5年間で337勝323敗1分けで、勝率5割1分1厘。04年からヘッドコーチとして、6年ぶりに古巣に復帰していた。173センチ、73キロ。右投右打。家族は洋子夫人と1男1女。

◆敗戦に「もう少し楽しみたかった」

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
日本ハム 1 0 0 2 0 0 0 0 0 3
オリックス 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
[勝]ダルビッシュ 14試合5勝5敗
[S]武田 21試合1勝2S
[敗]ケビン 22試合4勝13敗
[本]木元18号2ラン(ケビン・4回)

 プレーオフ進出の夢が断たれた。試合終了から1時間後。報道陣から西武のサヨナラ勝ちを伝え聞いた仰木監督は「え、本当!?」と、絶句した。シーズン終盤を象徴するような展開で3連敗を喫したが、ソフトバンクの勝利を信じていただけに、ショックは計り知れなかった。8月下旬には3位以内のマジックを18にまで減らしながら、3試合を残しての終戦…。

 「もう1日、もう少し楽しみたかったな。楽しむ権利を放棄してしまった」と、悔しさは笑顔で包み隠した。来季以降については「シーズンが終わって、宮内オーナーと話をしてから」と話すにとどめ、「白紙か?」と問われ、静かにうなずくだけだった。


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