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2005/09/16(金)
民主党代表選 小沢氏は不出馬 菅、前原両氏の一騎打ちへ
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民主党は17日の両院議員総会で、岡田代表の辞任表明を受けた後継代表を選出する。小沢一郎副代表が代表選への立候補を見送り、菅直人・前代表(58)と前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)の一騎打ちとなる見通しだ。
菅氏は16日、衆院議員会館で記者会見し、「若手議員からは『(民主党の)状況は、世代交代といった次元を超えた危機的な状況だ』との意見があった。小泉首相に負けないスピードと対応力を示し、この党を再生したい」と述べ、立候補の意向を正式に表明した。
民主党の政治理念として、〈1〉最小不幸社会の実現〈2〉「霞が関」(中央省庁)の解体と再生――を盛り込んだ公約も発表した。
一方、小沢氏は16日、国会内で記者会見し、「衆院選で大敗した責任の一端を自分も感じなければならない」と述べ、立候補を見送る考えを示した。
菅、前原の両陣営は17日午前、20人の推薦人名簿を添えて立候補を届け出る。同日午後、都内のホテルで開く両院議員総会で、194人の国会議員による無記名投票で新代表が選出される。
菅氏は自らのグループや横路孝弘・元副代表のグループの支持を取り付けた。鳩山由紀夫・元代表は菅氏を支持することを伝えたが、鳩山グループとしては自主投票とする考えを示した。前原氏は、野田佳彦「次の内閣」財務担当や枝野幸男・前政調会長ら中堅・若手議員グループを基盤にしている。
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