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2005/09/10(土)
星野氏、阪神に残留 会見で表明「巨人監督」を否定
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巨人大変!! 球団史上初の“外様”政権が消滅した。現職にとどまるか、巨人の次期監督に就任するか−が注目されていた、阪神の星野仙一シニアディレクター(SD=58)が10日午後、大阪市内のホテルで会見を開き、来季も阪神に残留する意向を表明した。
「契約金など、あまりに勝手な方向に向かっていたので、このあたりできっちりと語らないといけないと思った。巨人からは直接(監督就任の)要請は受けていない」と前置きし、阪神からの残留要請に対して、「そういう形になると思います」と話した。
今回の会見設定は、星野SDの側から阪神球団へ、「一連の報道について、説明責任が生じたため」と要望。球団側がホテルに会見場を用意して実現した。
牧田俊洋球団社長は、「電鉄本社に9日、本人から連絡があった。わたしは直接話をしていないので、内容はわからない。方向性が出る? そう思います」と語っていた。
8月上旬、星野SDが巨人の次期監督候補に名前が挙がって以来、阪神は「引き続き、来季もSDとしてやってもらいたい」(牧田社長)と、一貫して引き留めに動き、8日に阪神電鉄本社で行われた定例報告会で星野SDは、手塚昌利オーナー(74)から正式に、しかも強い続投要請を受けた。
その際は、「ありがとうございます」とだけ答え、明確な態度を示さなかったが、「近日中に皆さんにお知らせしますから」と約束していた。その近日中がきょうの会見につながった形だ。
即答を避けた星野SDに対し、阪神、巨人の両球団は対応に追われた。
阪神は球団首脳が続投への自信を繰り返し、手塚オーナーは「言葉、話し方から承諾してくれると確信した」。だが、出席予定の報告会後の編成会議を星野SDは欠席しており、決意を表明するまで不安のときを過ごしていた。
一方、堀内監督に代わる次期監督の最有力候補としてリストアップしていた巨人。ただ、星野SDが留任の意向を示したことで、後任人事はより難航しそうだ。
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