|
2005/08/07(日)
“大魔神”佐々木が引退を表明
|
|
|
右ひざを手術して2軍で調整中のプロ野球、横浜ベイスターズの佐々木主浩投手(37)が7日、横浜スタジアムで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。 佐々木は4月に3回、救援に失敗して2軍落ち。「オールスター明けまでに自分の納得できるピッチングができなかったら、と思っていた。それで腹を決めた」と、7月下旬に引退の意志を固めていたことを明らかにした。また、シーズン途中で引退を表明した理由については、一部報道で引退が取りざたされたため、「チームに迷惑をかけるのが嫌だった」と話した。 佐々木は00年から4年間、米大リーグ、マリナーズでも129セーブを挙げるなど日米で活躍。「大魔神」の愛称で知られ、日米通算16年目のシーズンだった。 佐々木は90年に東北福祉大から大洋(横浜の前身)にドラフト1位で入団。2年目から抑えに定着した。日本一の原動力となった98年は防御率0.64、自己最多の45セーブを記録し、セ・リーグの最優秀選手賞(MVP)、ベストナインなど多数の賞を獲得した。 ▽巨人・清原 (佐々木とは同級生)今の時代の投手は5、6種類の球種を投げるが、佐々木はたった二つの球種でアメリカに乗り込んで世界一のクローザーになり、また夢を持って日本に帰ってきてくれた。そういうピッチャーと戦えたことを誇りに思う。(佐々木が対戦を希望していることについて)指名してもらってうれしい。その空間を大事にして、心の中に大切にしまいたい。 ▽ヤクルト・古田 (佐々木とは89年ドラフト同期生)引退するとは思っていなかったので、驚いている。あんなフォークは見たことがなかったし、今後見ることもないと思う。大いに悩み、考えて決断したことだろうから、決断には敬意を表したい。
|
|
|
|