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2005/08/30(火)
清原 自由契約へ 極秘会談で巨人通告
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巨人の清原和博内野手(38)が球団から来季以降の契約を結ばない方針を伝えられていたことが30日、分かった。系列のスポーツ紙が報じた。清原は31日、都内の病院で左ヒザ半月板の内視鏡手術を受けるが、これに先立ち極秘で球団と会談。現役続行を望む清原に対し、球団側は自由契約の手続きをとることで移籍先を含めた今後の支援などを告げたとみられる。
今季で巨人との4年契約が切れる清原。その去就が注目されてきたが、球団側がついに判断を下した。来季以降の契約を結ばないという意向を伝えるとともに、現役続行を望む清原に、功労者としての花道を用意するというものだ。
とまぁ、これは表向きの理由。実際は来季に向けた巨人再建策、はたまた粛正の第1弾だ。すでに、チームは若返りを図っており、人気はあっても、打てない・走れない・守れないと三拍子がそろった清原が、このまま残留しては、その改革に水を差すことは間違いない。
加えて、清原切りの決定打となったのは、8月4日の広島戦で7番に打順を降格され、怒りの本塁打を放ちながら、出迎えのハイタッチを拒否してチーム内での立場を危うくした一件だ。これにより、首脳陣や現場から球団のもとに現状を憂う声が届けられていたという。
実は昨年オフも清原はチームにとって戦力外だった。ところが、4年契約を結ぶ際に、本人の承諾がなければトレードは行えない−というノントレード条項があり、それを突きつけ清原は巨人に残留。
また、退陣が決定的な堀内監督に代わって、新監督を迎えるにあたっても“環境整備”は避けては通れないだろう。清原に続いては、桑田やFA移籍組の江藤など、これからもかつてのビッグネームがターゲットになりそうだ。
清原の去就についてはこれまで、滝鼻卓雄オーナーが「あれだけ歴史を作った選手ですから手術をきちんと治して現場に復帰してもらいたい」と話しながらも、来季以降の契約の可能性については「契約は別。それはビジネスの問題だから」と言及していた。
球団のサポートは、まずは清原が来季の復帰をかけて行う31日の手術となる。併せて自由契約の手続きをとり、移籍先を探していく
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