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2005/08/11(木)
ディスカバリー 地元ヒューストン市民が野口さんら祝福
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スペースシャトル「ディスカバリー」に乗り組み、9日帰還した野口聡一飛行士(40)が10日午後(日本時間11日朝)、地元ヒューストンでの歓迎式典に臨み、詰めかけた約1000人の市民から祝福を受けた。 野口さんはスピーチで「打ち上げから着陸まですべてを楽しみました。地上で支えてくれたすべての人と家族に感謝します」と語った。 3回の船外活動(宇宙遊泳)を、大学時代に熱中したアメリカンフットボールにたとえ、「国際宇宙ステーションを隅から隅まで動き回ったスティーブン・ロビンソン飛行士と私だけでなく、チームワークの成果。私はチームゲームが大好きです」と、他の乗組員を気遣った。終了後も「ソウイチ、ソウイチ」と市民がサインを求めて列を作った。 野口さんは9日夜、自宅に戻り、家族5人で過ごした。夕食は「さっぱりしたものが食べたくてそばでした」。子どもから「地球は本当に青いの?」などと質問攻めにあったという。 飛行15日間の無重力生活に体が慣れ、体が浮いている感覚で何度もベッドから落ちそうになったといい、「重力に逆らって階段を上るのが今も大変です」と笑った。 飛行中、毎日のように日本列島を眺めたという。「佐渡島や富士山、種子島などがきれいに見えました」。地元・茅ケ崎市の烏帽子岩は残念ながら見えなかったが、「江の島や相模川はくっきり見え、その間にある烏帽子岩を心の目で見ました」と振り返った。 (
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