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2005/07/28(木)
日テレ衝撃…巨人戦中継ついに5%台、ポケモンにも負けた
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28日に日本テレビで放送されたプロ野球中継「巨人対阪神」の平均視聴率が5.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、今季最低視聴率を更新したことが29日、わかった。これまでの巨人戦最低視聴率は、7月13日の対中日戦(日本テレビ)の6.0%。
伝統の一戦にもかかわらず、2回表に阪神が9点を入れ、序盤で試合の行方が見えるワンサイドゲーム。1−9の完敗に堀内監督も、うつろな表情を浮かべていたが、7時半過ぎにチャンネルを変える人が続出したとみられる。
衝撃的な数字に日テレ関係者は「テレビをつけたとき、すでに一方的な展開で視聴者に申し訳ない。だが、逆に言えば関東では世間で言われるほど阪神ファンは多くないともいえるのでは…」と、負け惜しみをいうのが精一杯。
この夜、同時間帯で最も視聴率が高かったのはNHK総合「ニュース7」の20.7%だが、巨人戦は、テレビ東京「ポケットモンスターAG」の5.3%にも敗れた。
7月13日の中日戦は、同時間帯に、フジテレビで「女子バレーボール2005 ワールドグランプリ」中継という強力な番組があった。
昨年の巨人戦の年間平均視聴率は12.2%。今季は、月ごとの平均視聴率を見ると、5月の13.0%から下降し続け、7月は28日までで、9.3%と2ケタを割っている。
こうした巨人戦視聴率の低迷を受け、日本テレビ放送網は28日、2006年3月期(単体)の経常利益の見通しを前期比23%減の195億円に下方修正。当初見通しは265億円だった。また、フジテレビでは8月から巨人戦中継の放送延長時間を短縮する方針を固めている。
堀内監督のシーズン中の更迭はないとみられるが、こうした視聴率低迷が続けば、日本テレビの氏家斉一郎取締役議長も抜本的なテコ入れ策に迫られそうだ。
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