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2005/07/12(火)
団体の枠超え…橋本さん追悼イベント
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11日に脳幹出血で急死した故橋本真也さん(享年40)の功績を称える追悼イベントが、早ければ今秋にも開催される。同期の蝶野正洋(41)、武藤敬司(42)、盟友・小川直也(37)が12日、電話で連絡を取り合い、「破壊王伝説」を継承していくことを確認。これまで実現がかなわなかった「三銃士興行」に代わるイベントとして注目を集めそうだ。
破壊王の急逝から一夜明けた12日、プロレス界の発展に寄与した橋本さんの偉業を称えるビッグイベントの構想が浮上した。橋本さんの同期で闘魂三銃士の一員でもある蝶野が武藤、小川と連絡を取り、橋本さんのために協力することを確認した。16日までは新日本、全日本、ハッスルが10カウントゴングで哀悼の意を表すが、早ければ秋の追悼興行実施を視野に動きだすという。「告別式に出席できないファンのためにも、橋本選手がいろんな団体で残したことを伝えていくことがわれわれの役割」と蝶野。新日本は10月の東京ドーム大会を追悼イベントに位置づける方針だが「(それとは別に)自分がリードしてやっていく。猪木さんにも言われていることだから」と蝶野は前向きに語った。
一方、前夜はショックで取材をキャンセルした武藤は都内の事務所で会見。「まだ信じられない。あいつの豪快さがアダになったかも。今はバカヤローしか出てこねーな」と語ると、目に大粒の涙を浮かべたまま絶句した。それでも、蝶野の提案には「先のことは分からないが、今後何かしてやらなければと思う」と賛同した。
告別式の行われる16日には蝶野、武藤、小川に加え総帥アントニオ猪木も米国から参列、その席で追悼イベントの“4者会談”が行われる見込み。各団体のトップに君臨する3巨頭がリードすることになれば、大勢のレスラー、関係者の協力を得ることもできる。団体の枠を超えた「追悼イベント」が天国へ旅立った橋本さんへの最大の手向けとなりそうだ。
≪小川“思い出の地”福岡入り≫橋本さんの盟友・小川は、13日に行われるハッスル10(福岡国際センター)に備えて12日福岡入り。表に「OH砲」、裏には「刈龍怒」の文字がプリントされた黒のTシャツ姿で福岡空港のロビーに姿を見せた。「博多でタッグを組んだ試合(02年8月)が1番思い出深い。その思い出の地で、思い切り盛り上げて(橋本を)送り出したい」。ハッスルを運営するDSEはハッスル10と15日のハッスル11(大阪府立体育会館)で会場前に献花台を設ける。
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