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2005/07/10(日)
大分・長崎で3人死亡=土砂崩れや増水、不明者も−梅雨前線で大雨
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梅雨前線の影響で大雨が続く九州北部では10日、大分県で土砂崩れのため2人が死亡、1人が行方不明になった。走行中の車が川に転落したとの情報も入った。長崎県では9日深夜、増水した用水路に落ちたとみられる1遺体が見つかった。 10日午前5時半ごろ、大分県日田市上津江町上野田の高野磨さん(57)方の裏山が崩れ、家屋が流されているのを市職員が発見。高野さんと母クニ子さん(91)が行方不明になり、クニ子さんは遺体で発見された。 また午前4時15分ごろには、同県九重町湯坪の宿泊施設「ひぜん湯」の客から「裏山が崩れ、経営者が行方不明になった」と通報があった。 玖珠署などによると、雨が激しくなったため経営者田中登さん(81)とバンガローの宿泊客ら計3人が管理棟兼自宅の1階で合流した直後に土砂崩れが発生。田中さんが流され、遺体で発見された。ほかの2人は軽傷。 九重町町田では、鳴子川沿いの県道が30〜40メートルにわたり陥没。走行中の車が川に転落したのを住民が目撃した。玖珠署などは近所のホテル従業員の女性(31)と母親(60)が乗っていた可能性もあるとみて捜索している。 長崎県諫早市では9日午後11時ごろ、綿打川河口付近で消防団員が男性の遺体を見つけた。諫早署によると、男性は同市高天町の農業山口利男さん(80)で、同日朝、「田んぼに行ってくる」と軽トラックで出掛けたまま戻らず、捜索願が出ていた。同署は増水した用水路に誤って転落し、川に流されたとみている。
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