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2005/06/06(月)
<殺人未遂>路上で男性刺した通り魔逃走 警察官発砲し逮捕
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6日午前11時10分ごろ、東京都世田谷区八幡山2の路上で、男と杉並区に住むフリーターの男性(26)が口論になり、男が持っていたナイフ(刃渡り約12センチ)で男性の腹を刺した。男は逃走したが、110番で駆けつけた警視庁成城署地域課の巡査部長(55)らが約1キロ離れた杉並区の路上で発見。ナイフで抵抗したため、巡査部長が拳銃2発を発射し、右足と右胸に当たった。男性は2〜3週間のけが、男は重傷。同署員は、男を殺人未遂、公務執行妨害容疑などで現行犯逮捕した。 逮捕されたのは世田谷区八幡山3、職業不詳、野口隆司容疑者(39)。調べでは、男性が知人の女性(37)と歩いていたところ、後ろから歩いてきた野口容疑者が2人の間を割って通り越したため、男性が抗議したところ、もみあいになり刺したという。 野口容疑者は逃走して数分後に巡査部長と同僚の巡査長(37)に発見され、ナイフを持って向かって来たという。巡査部長が警棒で5回前後たたくと再び逃走。巡査部長が「止まれ。撃つぞ」と警告すると、ナイフを手に数メートルの距離まで近づいてきたため、横断歩道上で巡査部長が発砲し、右太ももに当たった。さらに数十メートル逃走したため、同様に警告したが抵抗されたため、路上で2発目を発砲し、右胸に当たった。同署員が同11時25分ごろ、さらに約50メートル離れた路上で現行犯逮捕した。野口容疑者は容疑を認めている。 拳銃使用について、成城署の幕孝信署長は「現時点では適正な職務執行と考えています」とコメントしている。
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