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2005/06/24(金)
美空ひばりさん十七回忌コンサート 85歳森光子から10代モー娘まで声合わせ
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国民的歌手・美空ひばりさん(享年52歳)の命日となる24日、東京・北の丸公園の日本武道館で十七回忌追悼コンサート「歌声はひばりと共に2005」が行われた。女優・森光子(85)、歌手・五木ひろし(57)、和田アキ子(55)、氷川きよし(27)、松浦亜弥(19)ら総勢20組が出演。森は「東京キッド」を歌い8000人を沸かせた。フィナーレではベテランから若手までステージ上に集結し「川の流れのように」を大合唱した。
最年長の森が、「元祖3人娘」の雪村が、あややが、モー娘が一つになった。85歳から15歳まで、総勢20組の出演者がフィナーレでステージに集結。天国のひばりさんに届けとばかりに「川の流れのように」を大合唱した。
森はひばりさんが13歳の時に歌い、大ヒットした「東京キッド」を披露。公演前「途中で泣かないように頑張ります」と話した通り、ホッとしたような笑顔を見せ「どこかにひばりさんがいらっしゃると思います。ありがとうございます」と語りかけた。8000人から大きな拍手を浴びながら「歌い手を目指していたこともありましたが、ひばりさんを見て『こんなにすごい人がいる』と思った。早く女優に転向して良かった」と振り返った。
五木ひろし、和田アキ子、天童よしみらが、ひばりさんとの思い出をかみしめるように熱唱すると、対照的にヤングチームは元気いっぱい。ひばりさんを意識したという赤いドレス姿で登場したあややは、ひばりさんの詞につんく♂が曲を付け2002年に発売した「草原の人」を披露した。レコーディングではプレッシャーを感じ、泣きそうになったほどだったが、堂々と歌い上げ18歳最後の日を締めた。モー娘はダンス付きでメドレーを歌い、つんく♂も「港町十三番地」を熱唱。モー娘のリーダー・吉澤ひとみは「ひいおばあちゃんが大ファン」と笑顔を見せた。
会場の日本武道館は、ひばりさんが1981年に35周年コンサートを行い、長い歌手人生の中でも一度きりしか公演を行わなかった場所。幅広い世代が思い出を語り合い、昭和の歌姫の名曲を歌い継いだ一夜になった。
▼コンサート出演者と歌唱曲 草野仁、雪村いづみ(素敵なランデブー)、浅茅陽子(柔)、森光子(東京キッド)、岸本加世子、中村メイコ、上妻宏光、藤原道山、小椋佳、谷村新司(昴)、モーニング娘。(河童ブギウギ、悲しき口笛、東京キッドのメドレー)、つんく♂(港町十三番地)、松浦亜弥(草原の人)、和田アキ子(愛燦々)、氷川きよし(人生一路)、天童よしみ(芸道一代)、堀内孝雄(悲しい酒)、水前寺清子(関東春雨傘)、五木ひろし(ひばりの佐渡情話)、徳光和夫(出演順、曲名なしは司会または朗読など)
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