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2005/05/08(日)
テレサ・テンさん 急逝して8日で10年 花で埋まる墓
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「アジアの歌姫」と呼ばれた台湾出身の歌手、テレサ・テン(中国名・トウ麗君)さん(死亡当時42歳)が滞在先のタイで急逝して8日で10年。「つぐない」など数々のヒット曲を飛ばしたテレサ・テンさんの墓は、アジア各地のファンが手向けた花で埋まっている。 墓は、著名な政治家や財界人らが埋葬されている台湾北部の台北県金山郷「金宝山墓園」の一角にある。大理石の墓石には生前の写真が飾られ、手前にはテレサ・テンさんをかたどった銅像も建てられている。 墓参する日本のファンも多く、旅行会社「近畿日本ツーリスト」が命日に合わせて企画したツアーには、熱心なファン30人が参加。個人で墓参した静岡県掛川市の石丸厚子さん(52)は「ぜひ一度訪れてみたかった場所でした」と語った。
■<尼崎脱線事故>当日にJR親ぼく団体酒宴 民主議員も参加
尼崎脱線事故当日の先月25日夜、JR西日本の車掌、運転士らの親ぼく団体の39人が兵庫県篠山市内で懇親会を開き、地元の梶原康弘衆院議員(48)=民主、比例代表近畿=も招かれて参加していたことが分かった。犠牲者に全員で黙とうした後、酒宴を開いていた。梶原議員は「JRの問題点を議論するいい機会とも思ったが、遺族感情を考えると参加すべきでなく、不適切で軽率だった」と釈明している。 親ぼく団体は「丹波群団会」で大阪支社の社員が多い。懇親会はリゾート施設で開かれ、梶原議員は地元のあいさつ回りをした後に20分遅れで出席、犠牲者がその時点で三十数人以上いることを初めて知った。「犠牲者のご冥福を祈ります。JRは信頼回復に努めてほしい」とあいさつした後、ビールをコップ数杯飲み、1次会で帰った。社員はカラオケルームで2次会を行い、31人は宿泊した。 親ぼく団体のメンバーは同日午前中からゴルフをしていたが、大阪車掌区の区長や助役ら4人は事故直後に連絡があり職場に戻っていた。 梶原議員は03年に初当選し1期目。民主党のJR福知山線事故対策本部のメンバー。 一方、JR西日本は8日、事故以降に2件の新たな不適切な行動があったと発表した。社員計4人がゴルフをしていたと自主申告し、不適切行動は計14件、参加社員は延べ189人になった。しかし、親ぼく団体の懇親会は含めておらず、同社は「現場長主催の会合は現場長判断で中止できるため発表の対象にするが、懇親会は現場長主催でなく私的な会合。詳しい調査や発表はしない」と説明している。
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