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2005/05/05(木) ウッズ顔面パンチで退場、落合監督は擁護
中日のタイロン・ウッズ内野手(35)は5日、ヤクルト6回戦(ナゴヤドーム)の5回2死、藤井投手に対する暴力行為により、退場処分を受けた。セ・リーグでは今季2人目。両リーグでは3人目。ウッズは顔付近への投球に対して激高。マウンドへ走り寄り、右こぶしで藤井の右ほおを殴った。

 こんなことがあっていいのか。藤井が竜の助っ人・ウッズの理不尽なパンチに“KO”された。185センチ、102キロの巨体から繰り出された右フックを食らった左腕は、倒れたまま動けない。両軍スタッフがもみ合う脇で担架が運び込まれる。野球場とは思えない殺伐とした光景に、こどもの日のナゴヤドームが一気に静まり返った。

 問題のシーンは5回。2死無走者で打席にはウッズ。カウント1―1からの3球目。140キロ直球が胸元を通過した。カウントを整える過程で投げたいわゆる“見せ球”だったが、これにウッズが激高。ひと言、ふた言と言葉を発しながらマウンドへ歩み寄ると、一気にダッシュ。とっさに後ろを向いた藤井の背後から右ほおを殴打した。信じられない蛮行に走った外国人選手に、谷球審は即座に退場を命じた。

 藤井は幸いにも首と右ほおの打撲で済み、自力でベンチへ移動。簡単な治療を受けて7回まで続投したが「まさか殴ってくるとは思わなかった。当てることはないんだし、ああやって攻めないと抑えられない」と殴られた理由も分からず首を振った。

 ベンチの怒りも収まらない。伊東投手コーチは「3連戦の前から(乱闘を)やるって言ってるんだから計画的犯行。中日から謝罪? そんなのないよ」と憤慨。若松監督も「当たる球でもないし、こんなことでは野球ができない。日本で野球をやる資格がないよ」と何度も繰り返した。

 球団としては6日にも倉島今朝徳球団専務がセ・リーグに厳重な処分を求める抗議を行う方針。試合も打線がわずか4安打と振るわず3タテを喫したヤクルト。鬱屈(うっくつ)とした思いだけが残る戦いとなってしまった。

◇外国人打者乱闘列伝
 ▼1986年6月13日 近鉄・デービスが西武・東尾の投球を右ひじに受け、鬼の形相でマウンドに突進。東尾の顔面に強烈な右フックを見舞う。
 ▼1987年6月11日 死球を受けた巨人・クロマティが中日・宮下を殴打。両軍ベンチが総出の乱闘になり、拳を握りしめた星野監督(当時中日)が王監督(同巨人)につかみかかる事態にまで発展した。
 ▼1994年6月23日 中日・与田の3球目が横浜・ブラッグスの左手甲をかすめる。ブラッグスは、右手を振り上げながらマウンドに突進し、暴行。与田は頭部、右肩関節の挫傷などで全治2週間。
 ▼2001年4月26日 日本ハム・高橋憲から左腕に死球を受けた瞬間、ダイエー・ミッチェルがプッツンとキレた。ヘルメットを脱ぎ捨て、マウンドへ一直線に向かうと、タックルに入った田中幸を引きずり、金子にパンチを浴びせるなどやりたい放題。
 ▼2004年9月8日 ロッテ・セラフィニの初球が、ダイエー・ズレータの背後を通過。セラフィニはマウンドに突進するズレータに飛び蹴りで応戦するも、頭突き、首投げを食らう。

◆ウッズ反省なし「なぜ謝らない」 落合監督も擁護

 指を差して警告を発したウッズに、マウンドの藤井は、ただ両手を広げただけだった。その態度が、怒りに火をつけた。「帽子を取って謝れば、問題はなかったんだ。でも、藤井は、なぜ?って感じで、手を広げただろ。それが許せなかった」と、ウッズは身ぶりを交えてまくし立てた。

 4月6日のヤクルト戦(神宮)で、五十嵐から死球を受け、左手小指を骨折。それ以降、内角への攻めに過敏になっていた。「次、当てられたら、やり返してやる」と、不気味な予告をしていたが、ついに現実のものとなった。

 後味の悪いセ・リーグ20勝一番乗りにも、落合監督は「きのう(4日)の山部といい、神宮の(4月6日の)五十嵐といい、抜けたとしても、あの高さに来るとあいつらは怒る。乱闘騒ぎが起こるのも野球だし、暴力行為が起こるのも野球。命をかけてやっているんだ」と、過激な言葉を交えながら擁護。6日にも出るセ・リーグの裁定で、出場停止処分は避けられそうにないが、西川球団社長も「暴力はいけない」としながらも「連盟の処分は受けるが、球団としては考えていない」との方針を示した。

 今季2度目の4連勝で貯金は11。快進撃を続ける落合竜だが、交流戦で主砲を欠けば、思わぬ失速を招きかねない。


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