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2005/05/04(水) <尼崎脱線事故>3時間後、天王寺車掌区長らボウリング大会
 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故が起きた先月25日、JR西日本大阪支社天王寺車掌区の区長(53)ら職員43人が発生から約3時間後、懇親目的のボウリング大会を開催していたことが分かった。同社が4日の会見で明らかにした。区長は事故後、車掌区に寄り、新大阪総合指令所からの一斉放送で事故を知りながら、ボウリング場に向かっていた。同社は「重要な事故と認識していなかったようだ。計画されていたとはいえ中止すべきだった。非常に遺憾」と区長らを処分する方針だが、事故車両に乗り合わせた運転士2人が救助活動せずに出勤した問題が発覚したばかり。相次ぐ不祥事に、同社内で人命や安全のモラルを欠いているとの批判がさらに強まるのは必至だ。
 同社は3日に同支社から報告を受けていたが、4日夜の会見で報道陣から指摘を受けて認めた。
 同社によると、ボウリング大会は天王寺車掌区の社員互助会が主催。先月25日から3日間、社員120人が参加し、大阪市東住吉区のボウリング場で行う計画だった。事故当日は午後0時半に始まり、43人が参加。全員が年休を取っていた。区長は発生2時間後の午前11時半ごろ、職場に顔を出し、「踏切事故で負傷者が出ている」という社内向け一斉放送を聞いたが、助役と一緒にボウリング場に向かった。区長は「軽率で認識が甘かった」と釈明している。
 さらに、大会に参加せずに同車掌区にいた副区長がボウリング開始後の午後1時15分、区長に携帯電話で事故の状況を連絡しようとしたが、携帯は応答がなく、区長が同1時50分に着信記録に気づくまで、ボウリングを2ゲームした。区長が着信に気づいて連絡を取り、区長や助役ら4人が車掌区に戻ったのは同2時15分だった。しかし、参加43人のうち22人はその後、別の場所で酒を飲むなど飲食していた。
 天王寺車掌区は阪和、関西線などが管轄で福知山線と直接関係ないが、同じ大阪支社管内。大事故時の対応を定めた明確なマニュアルはないというが、区長が事故を把握したのは、垣内剛社長が事故について最初に会見した後で、既に社員200人以上が現地で対応にあたっていた。
 5日未明に会見した垣内社長は「(事故が)大きく報道されているのに『知らなかった』ではすまされない。数々の不手際で、遺族や被害者の方に本当に申し訳ない」と陳謝した。
 村上恒美安全推進部長によると、この問題は3日夜、垣内社長に報告され、垣内社長は「なぜこのようなことが起きるのか信じられない」と話したという。

■脱線連絡受けながら救助指示せず、JR西が謝罪

 脱線した快速電車に乗り合わせたJR西日本の男性運転士2人が事故後、乗客の救助活動を行わないまま出勤していた問題で、それぞれの所属電車区の当直係長が、ともに2人から事故直後に連絡を受けながら、救助などを指示していなかったことが4日、わかった。

 JR西日本は「係長らは社員として、人間として使命を果たしていなかった。申し訳ない」と謝罪、両係長も厳正に処分するとしている。

 同社は、事故を報告したのは、森ノ宮電車区の運転士(59)は事故後の出勤途中、尼崎電車区の運転士(27)は職場に着いてからとしていた。しかし、4日の会見で同社は、2人とも事故直後、事故車両内から携帯電話で職場に連絡していたと訂正した。

 同社によると、森ノ宮電車区の運転士は4両目で事故に遭い、約2〜10分後に計3回、当直の係長(47)に電話、事故の発生と負傷者が多数いること、さらに出勤時間に間に合わないことを伝えた。しかし、係長は返事をするだけで救助などを指示しなかった。係長は「大事故になっているとは思わなかった」と釈明しているという。

 尼崎電車区の運転士は事故で約20分間、気を失い、意識が戻った後、6両目の車内から当直係長(46)に電話。係長は「遅れずに来て下さい」と指示したという。

 会見で村上恒美・安全推進部長は「(4人とも)鉄道マンとして失格。危機管理の意識が徹底されていなかった。教育を徹底したい」と述べた。


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