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2005/05/29(日) 「でっち上げの可能性」 治安当局者と地元紙
29日付のフィリピン英字紙インクワイアラーは、同国南部ミンダナオ島の元日本兵生存情報について「でっち上げの可能性がある」とする現地の治安当局者の話を報じた。
 同紙は、元日本兵が生存しているとされる場所が、イスラム武装勢力や共産主義勢力と国軍が連日のように戦闘を展開している地域だと指摘。日本政府は元日本兵と面会したいとしているが、「(生存情報は)何者かがひともうけしようとしているだけかもしれない」という当局者の懐疑的な見方を伝えた。

■「我々も入れない危険地帯」比の警察署長語る

元日本兵とみられる男性2人の生存情報があるミンダナオ島南部の密林地帯の状況について、ジェネラルサントス市のホワニト・ガバン警察署長は28日、インタビューに応じ、「周辺は複数のイスラム系の武装勢力や共産主義武装勢力の拠点で、これまでも政府軍と度々、交戦が発生している。一般の人はもちろん、我々も足を踏み入れることが出来ない危険地帯」と話した。

 ガバン署長によると、ジェネラルサントス市から、2人が生活しているとされる町コロンビオ周辺は直線で約60キロ。舗装された全長約120キロの国道で結ばれている。途中にある町タコロンまでは政府の支配下だが、その先は武装勢力の支配域だ。密林を抜ける道路もあるが、武装勢力が出没する。武装勢力はコロンビオ周辺の密林地帯を中心に活動している。

 武装勢力は、分離独立を目指す反政府組織「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」やイスラム過激派「アブサヤフ」、さらにフィリピン共産党の武装組織・新人民軍(NPA)など複数の勢力が存在。M16小銃やRPG(対戦車砲)、ロケット弾などで武装し、政府軍と一進一退の攻防を繰り返している。

 コロンビオ周辺はキリスト教徒とイスラム教徒が混在している。武装勢力は食料が欠乏すると密林を出て、イスラム教徒が生活する周辺の集落に姿を現し、米やキャッサバと呼ばれるイモ類の提供を受けている。密林を転々と移動しており兵力は把握できないという。

 武装勢力が資金を得るための誘拐も横行。01年9月には別の地域にいたダム建設の外国人技術者が誘拐され、拠点であるこの地域に連れてこられる事件も発生したという。

 今回の元日本兵と思われる男性2人について、ガバン署長は「これまで日本人の生存情報は聞いたことがない。情報に対する対価を目当てに武装勢力が情報を流している可能性もある」との見方を示した。


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