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2005/04/29(金)
<清原和博>500本塁打を達成 史上8人目
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巨人の清原和博内野手(37)が29日、広島戦(広島球場)の八回に広池浩司投手から今季8号本塁打を放ち、通算500本塁打を達成した。96年の落合博満(巨人、現中日監督)に次いで史上8人目。初本塁打は西武時代の86年4月5日、初出場した南海戦(西武)で藤本修二投手から。初本塁打がプロ初安打だった。 プロ20年目の今季、4月1日の広島戦(東京ドーム)で6年ぶりに開幕4番を任された。その後は順調に本塁打数を伸ばし、20日の阪神戦(東京ドーム)で大台に王手をかけた後、6試合足踏みしていた。 大阪・PL学園から85年ドラフト1位で西武に入団。1年目からレギュラーに定着、新人王を獲得した。西武では4番打者として黄金期を築き、97年に巨人にフリーエージェント移籍した。 巨人移籍後は、03年に右ひざ内側半月板部分除去手術を受け、翌春のキャンプは初の2軍スタートとなるなど故障に苦しんできた。打率、本塁打、打点の個人タイトルには縁がなく、「無冠の帝王」と呼ばれる。ベストナイン賞3回、ゴールデングラブ賞5回を受賞している。 ◆球界関係者お祝いのコメント ▽長嶋茂雄・巨人元監督 清原選手がこだわり続けたホームラン。その区切りとなる500号本塁打、おめでとうございます。清原選手はチームの中心プレーヤーとして、勝つために打つ、それを常にを心がけ、そして築き上げてきた500号ではないでしょうか。まだ通過点。これからもチームの勝利のため、打ち続けて、その数を伸ばしていってほしい。 ▽巨人・滝鼻オーナー 全身で喝さいを送りたい気持ち。今年2月のキャンプで握手した時に、どうしてこんなに柔らかい手をしているのかと思ったが、柔軟な体が大記録を作ることが分かった。 ▽PL学園高校時代の監督だった中村順司さん(現・名商大監督) 500号おめでとう。もう少し早く達成できると思っていたけれど、体調を崩すこともありながら、ファンの声援の中、期待にこたえる姿を見て、素晴らしいと思う。恵まれた体を生かして、結果を残したと思う。 ▽横浜・佐々木 度重なるけがと苦難から復活し、この大記録を達成したことは素晴らしい。同い年として誇りに思います。 ▽巨人・桑田真澄投手 おめでとう。いろいろなことがあったが、高校1年から4番、プロに入って20年たった今も4番を打っていることに偉大さを感じる。本塁打にこだわりを持ち続けてきた男だけに、この本塁打はひとしおだと思う。これからもお互い、燃え尽きるまで野球を続けていきたいね。
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