|
2005/04/24(日)
古田、「今日決められてよかった」=2000本安打達成
|
|
|
史上32人目の2000本安打に王手をかけているヤクルトの古田敦也捕手が24日、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで行われる広島戦に「5番・キャッチャー」で先発出場した。6回の第3打席に、広島先発の大竹寛投手からレフトへの二塁打を放ち、史上32人目、捕手としては2人目の2000本安打を記録した。
記録を達成し、二塁塁上に立つ古田に、広島・野村謙二郎内野手が花束を手渡す。ヤクルトのベンチからは、花束を持った宮本に続いて、若松監督ら全員が飛び出し、古田の偉業を祝う大きな輪ができた。
古田は2000本目の安打を放ったボールにサインし、ライトスタンドのファンに向かって投げ込んだ。感慨深げな表情で、本塁方向に向かって大きく一礼した。
第1打席:空振り三振 初回、1点を先制されたヤクルトだが、その裏、ラミレスの2ランで逆転に成功。2死走者なしで古田が打席へ。2ストライク2ボールからの7球目、大竹の投じた外角低めのスライダーにバットが空を切り、空振り三振。
第2打席:遊ゴロ 3回、2死走者なしで古田の第2打席。1ストライク2ボールからの4球目、真ん中低めへのスライダーを打って、いい当たりながらショートゴロに倒れる。
第3打席:二塁打 6回、先頭打者として古田がこの日3度目の打席へ。 2ストライク2ボールからの7球目、スライダーをとらえると、打球はサード・新井を強襲。弾いたボールがファウルグラウンドを転々とする間に、古田は二塁へ。記録は二塁打で、この瞬間、古田が史上32人目の2000本安打を達成!
第4打席:サードゴロ 7回、1死三塁で古田の第4打席。広島3番手・ロマノと対し、2ストライク2ボールからの5球目、スライダーを打つもサードゴロに倒れた。
■古田、「今日決められてよかった」 試合後に行われたインタビューでは、
「長くやってきた積み重ねなんで、みなさんに自分のことのように喜んでいただいて、ぼくもすごくうれしい気分になりました」 「本当に最近負けがこんでたもんで、毎日勝ちたいなと思ってやっていた。記録よりもゲームに勝てたのが本当にうれしい」 「この松山という、野球熱の非常に高い土地でできたというのは、うれしく思いますし、今日決められてよかったです」
と語り、その後の記者会見では、
「(2000本の中で印象に残る1本は、との問いに)首位打者を決めたとき、荒木さんが大けがから復帰したときのホームラン、2001年に優勝を決めたときの延長でのヒットとかですかね」
などと2000本安打の軌跡を振り返り、その喜びを語った。
■古田敦也、節目の記録 初安打 1990年 巨人・木田優夫 1000本安打 1997年 広島・黒田博樹 1500本安打 2001年 巨人・上原浩治 2000本安打 2004年 巨人・大竹寛
|
|
|
|