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2005/04/18(月) <アトラクション事故>5メートル転落男性死亡 東京・台場
 18日午後1時ごろ、東京都港区台場1、複合商業ビル「デックス東京ビーチ」内の屋内型娯楽施設「東京ジョイポリス」で、アトラクション「ビバ! スカイダイビング」に乗っていた石川県内灘町宮坂ホ、無職、坪内潤一さん(30)が約5メートル下の床に転落、胸などを強く打ち間もなく死亡した。坪内さんは両足が不自由で、太っていたこともありシートベルトをしていなかった。同社のマニュアルではシートベルトなしでは利用できない規定になっており、警視庁捜査1課と東京水上署は、安全管理に問題はなかったか、業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴いている。
 調べでは、「ビバ! スカイダイビング」は、大型モニターを見ながら約1万メートルからのスカイダイビングをバーチャル体験できるアトラクション。6人乗りの座席が3〜5階の約10メートルを数回上下動する。臨場感を出すため座席は60度前に傾き、強い風による演出もある。始動前に、頭上からショルダーハーネス(安全バー)が下がり両肩と腹を固定したうえ、シートベルトをすることになっていた。施設のパンフレットでは、同伴者の協力があれば障害者でも同アトラクションを利用できることになっている。
 坪内さんは、在宅介護の女性職員(29)と隣り合わせて乗ったが、シートベルトが届かなかった。このため、アルバイトの男性係員がアトラクションの責任者にトランシーバーで「ハーネスだけで大丈夫か」と確認したところ、責任者は「大丈夫だ」と答えたという。稼働中は、別のアルバイト女性が別室のモニター室で1人で四つの画面を監視していた。坪内さんは、上下動をしている際に、足から滑り落ちたという。アルバイト女性は落下に気付き緊急停止させた。一緒に乗っていた男女3人は無事だった。
 施設を運営するセガによると、シートベルトは胴囲130センチ以上の人は装着できない構造で、マニュアルでは利用できないが、これまでも現場の係員の判断で利用を認めたことがあったという。足が不自由な坪内さんは深く座れなかったため、ベルトを締められなかった。同社の小口久雄社長は記者会見で、「今回の事故が起きるまで、そうした事故は構造上ありえないと思っていた。安全確保のためマニュアル通りに運用すべきだった。運用上の問題でのミスだった」と話した。
 坪内さんは、交通事故で両足が不自由になり、車いす生活だった。17日に在宅介護の職員2人と車で石川県を出発、東京を観光していた。
 東京ジョイポリスはゲーム関連会社「セガ」が96年7月に開発・開業。「ビバ! スカイダイビング」は00年12月のリニューアルオープンの際に設置され、人気のアトラクションだった。


 ◇「もう怖くて乗れない」 青ざめる利用者

 カップルや家族連れでにぎわう人気スポットで、両足の不自由な男性が命を落とした。東京・お台場の屋内型娯楽施設「東京ジョイポリス」で18日に起きた転落死亡事故。安全なはずの乗り物で起きた衝撃的な事故に、利用者は「もう怖くて乗れない」と青ざめて話した。運営するゲーム関連会社「セガ」の小口久雄社長は18日夜の緊急記者会見で「このような事故が発生し、お客様が亡くなったことについて大変遺憾に存じます」と深々と頭を下げた。
 事故の起きたアトラクション「ビバ! スカイダイビング」は3階入り口の正面にある。鉄骨が縦横に走り、ネオンが輝きミラーボールが回る空間に、3〜5階を貫いて塔のように立つ。事故後、施設入り口に立ち入り禁止のポールが立てられ、捜査員が慌ただしく出入りする中、スタッフが「機械調整のため、午後3時で営業を終了とさせていただいております」とマイクで繰り返した。
 昨年乗った千葉県柏市の高校3年の男女(いずれも17歳)は「安全バーとベルトの着脱は係員がしてくれた。前傾姿勢の時は、自分の体重が肩などにかかり、足はブラブラの状態。床と向き合っているので落ちたらと思うと怖かった。もう乗れない」と話した。
 近所の人の話では、坪内さんは教員の両親と祖母の4人暮らしだった。高専1年の時にミニバイクで衝突事故を起こし、下半身不随になったが、「明るい性格で、道で会ってもにこやかにあいさつをした」という。中学時代の同級生で同じバスケットボール部に所属していた男性は「車いす生活になってからも、沖縄にスキューバダイビングに行ったり行動的だった。こんなことになるなんて」と肩を落とした。


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