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2005/04/13(水)
青木さやかに惨敗…巨人戦8・9%
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もうどうにも止まらない。12日にフジテレビが放送したプロ野球、阪神−巨人の今季第1戦の平均視聴率が、今季ワースト2の8・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。過去には、ゴールデンタイムのドル箱番組と呼ばれた伝統の一戦だが、4月としては前代未聞の1ケタ。しかも、タレント青木さやかがセミヌードに挑戦したテレビ朝日のバラエティー「ロンドンハーツ」の特番(21・9%)に大敗するなど“巨人ブランド”の失墜を強烈に印象づけた。 開幕からわずか10試合目の巨人が、またも前代未聞の低視聴率を記録した。4月1日に開幕戦としては史上最低の13・5%(対広島)でスタート。7日の横浜戦でワーストの8・8%まで落ち込んでいた。それでもかつての黄金カードに対する期待は大きかっただけに、この数字にはフジテレビ関係者も動揺を隠せなかった。「伝統の一戦に期待をしておりましたが、天候、試合展開が影響したと思います。残念です」。 試合は阪神打線が中盤に猛攻を見せ、1−8で巨人が大敗した。阪神ファンにはこたえられない展開だったが、異変はおひざ元の関西地区でも同様だった。関西テレビと兵庫サンテレビの両局が中継したが、それぞれ14・3%、8・5%で計22・8%。昨季の最初の直接対決の28・8%(4月2日)と比較すると、6・0ポイントもダウンした。大阪市の28歳女性会社員は「強い巨人を倒すのが阪神ファンの喜びなのに…」と巨人の弱体化が興味をそぎ、足をひっぱっていると言わんばかりだった。 12日、関東地区は終日冷たい雨が降り続き、早めに帰宅した人も多かった。茶の間の好条件を反映するように、視聴率を伸ばした番組も多く、巨人戦と同時間帯にテレビ朝日が放送したバラエティー番組「ロンドンハーツ」の3時間特番は21・9%の高視聴率を獲得した。内容は青木さやかのセミヌード写真集挑戦だったが、今や黄金カードはそれにも魅力の点で大きく及ばなかったことになる。
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