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2005/04/11(月)
千葉、茨城で震度5強 JR一時運休
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十一日午前七時二十二分ごろ、関東地方を中心に強い地震があり、千葉県八日市場市と茨城県神栖町などで震度5強を観測した。気象庁によると震源地は千葉県北東部で、震源の深さは約五二キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・1と推定される。関東の内陸部で震度5強以上の揺れを観測したのは、震度5と6に「強」「弱」を加えた平成八年の震度階級見直し以来、初めて。 記者会見した気象庁の山本雅博・地震津波監視課長によると、この付近は数年に一度、M6・0程度の地震を繰り返す「地震の巣」とされる。平成十二年六月三日にも今回の震源とほぼ同じ地点でM6・1の地震(最大震度5弱)を観測、けが人一人が出た。今後について、山本課長は「体に感じる揺れはあるかもしれないが、被害を伴うものではない」と述べ、大きな余震は起きないとの見解を示した。 千葉、茨城両県警などによると、地震による人的被害や火災の情報は入っていない。八日市場市役所では窓ガラス十一枚が割れた。 JR東日本によると、東北、上越新幹線の送電が一時止まり、約五分の遅れが出たほか、千葉県内などの一部在来線が運転を見合わせた。成田空港は滑走路を点検したが、被害はなかった。 震度5弱以上を観測した主な場所は次の通り。 震度5強=千葉県八日市場市、旭市、茨城県神栖町▽震度5弱=千葉県佐原市
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