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2005/03/04(金)
大雪 関東甲信地方で積雪 3月の東京では7年ぶり
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発達中の低気圧の影響で、関東甲信地方は4日午前、広い範囲で本格的な雪となった。東京・大手町では正午現在の積雪が2センチと、昨年12月31日と並ぶ今シーズン一番の多さで、3月としては98年以来7年ぶりの積雪。各地に大雪注意報が出され、交通機関にも影響が出た。 気象庁によると、正午現在の積雪は▽奥日光67センチ▽河口湖18センチ▽宇都宮14センチ▽秩父、水戸7センチ▽千葉、熊谷4センチ▽前橋3センチ▽横浜2センチ。 このうち、東京・大手町では、午前2時40分に雨から雪に変わった。東京で積雪を記録したのは先月25日以来で、今シーズン4回目。雪が降った日数は11日で平年の9.3日を上回っている。 関東で雪の日が多いのは、日本付近上空の偏西風の南への蛇行が例年より小さく、日本列島全体を覆うほど寒気が南下する機会が少ないため。日本付近が寒気にすっぽりと覆われると、低気圧は沿岸から遠く離れて通るが、今年は沿岸近くを進むケースが多く、関東に雪雲がかかる場合が多くなっているという。 東京都内の大学では、武蔵野大(西東京市)、立正大(品川区)などが降雪のため入学試験の開始時間を一時間−三十分繰り下げた。 また、東京都内では杉並区で通勤途中の男性(47)が左足を骨折するなど、転倒などでけが人が相次いだほか、学校も町田市の都立高校一校が休校したほか、始業時間を遅らせる小中学校や高等学校、養護学校などがあった。
日本の上空には5日から6日にかけ、氷点下36度以下の強い寒気が流れ込む。関東の平野部でも5日夜から6日朝にかけて雪が舞う可能性があるが、大雪とはならない見込み。
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