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2005/03/29(火) 死者1000−2000人情報 スマトラ沖M8.7
インドネシアのスマトラ島沖で二十八日午後十一時十分(日本時間二十九日午前一時十分)すぎ、マグニチュード(M)8・7クラスの大きな地震が起こった。震源地に近い同国のニアス島では建物数百棟が倒壊、カラ副大統領は二十九日、同島での地震による死者が「一千−二千人に達するとみられる」と語った。被害はスマトラ島の一部にも広がっている。邦人の被害は報告されていない。
 同国のほか、インド洋沿岸のタイ、マレーシア、モルディブ、スリランカ、インドなどでは津波への警戒が呼びかけられた。スリランカ・コロンボで最大約二十五センチの津波が観測されるなどしたが、これまでのところ大きな被害は確認されていない。
 米地質学研究所などによると、震源はジャカルタの北西約千四百キロのインド洋。M9・0を記録した昨年十二月二十六日のスマトラ島沖地震の震源から南東に約百五十キロ離れた地点で、震源の深さは約三〇キロ。同研究所などでは地震の規模をM8・7と推定。また、日本の気象庁では地震規模をM8・5、インドネシア気象庁はM8・2としている。
 カラ副大統領は、地元メディアなどに対し、ニアス島での地震による死者が最高二千人に達するとみられると述べるとともに、ニアス島当局者からの情報として、島では約五百戸の民家が倒壊し、中心都市では80%以上の建物が損壊、多数の市民が家屋の下敷きになっているとした。
 一方、被災者診療のためニアス島で活動している医師はラジオ・エルシンタに対して「建物の八割が破壊され、二百九十六人の遺体を確認した」としている。現地は地震で停電しているうえ、病院関係者も避難しており、被害者の救助活動には着手できていない状況だという。
 昨年末のスマトラ島沖地震とインド洋大津波では死者・行方不明者がインドネシア、スリランカ、タイなどで約二十八万人に達した。
 【ジャカルタ=共同】インドネシア・アチェ州の国軍司令官によると、スマトラ島西方の地震で、震源に近いシムル島では高さ約三メートルの津波が観測された。
     ◇
 気象庁では、今回の地震は、インド・オーストラリアプレート(岩板)がユーラシアプレートにもぐりこむ境界で起きた海溝型地震とみている。同庁の山本雅博・地震津波監視課長は二十九日午前、記者会見し、「当初は昨年十二月に発生した地震の余震とみていたが、震源が予想以上に離れており、現時点では余震と断定できない」と指摘。誘発地震である可能性に含みを残した。
 今回の地震は当初、余震域の中で起こったとみられていたが、山本課長は会見で「震源が南東に百五十キロと予想以上に離れていることが分かった。前回のスマトラ島沖地震が隣の領域の断層破壊を誘発した形の別の地震である可能性も出てきた」と修正。そのうえで、「今後もM8クラスの余震が起きる可能性がある」と警戒が必要とした。
 ■ニアス島 インドネシア・スマトラ島北部西岸の沖合125キロに位置する面積約4800平方キロの島。人口約50万人で、先住民族独特の言語や風習、巨石を使ったオブジェが残り「神秘の島」とも呼ばれる観光地。美しいビーチ、サンゴ礁を誇り、最近はサーフィンやスキューバダイビングの穴場として人気が高い。昨年12月26日のインド洋大津波では、潮が引いた砂浜で魚を捕っていた住民が津波に遭い、数百人が死亡した。


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