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2005/03/12(土)
ドラえもん新声優陣決定 平均で40歳以上若返る
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4月からリニューアルされるテレビ朝日系の国民的人気アニメ「ドラえもん」(金曜・後7時)の新声優陣が12日、発表された。昨年末から応募がスタートした新キャストのオーディションには計590人が参加し、ドラえもん役はアニメ「あたしンち」などにも出演した水田わさび(30)に決定。注目はジャイアン役の木村昴(すばる)で、なんと14歳の現役中学生。一気に若返った声優陣で、「ドラえもん」の新しい歴史がスタートする。
「ドラえもん」の声優陣が40歳以上も若返った。1979年から26年間、ドラえもん役を務めた大山のぶ代(68)ら、これまでの声優陣の平均年齢は68・4歳。新声優陣は27・2歳。
その若さの象徴ともいえるのが、ジャイアン役を務める14歳の木村昴だ。風呂場にドラえもん人形を置いていたという大ファン。「自分の生活の中には、いつもドラえもんがいました。だから、決定した時のうれしさはハンパじゃなかったですね! やったー! オレだー!という気持ちで、今までで一番うれしく驚いた瞬間でした」と大喜び。
関係者によると、声の特徴は「ガキ大将としての元気の良さと同時にあたたかみのある声」。音痴なジャイアンとは対照的に、バイオリン、キーボード、ドラムが得意だが、長身で14歳には見えない風ぼうはまさにはまり役。
妹がいるそうで、「妹思いのところは見習わなくては…」と苦笑い。「新しい木村昴ジャイアンを前面に出して、思いきり全力でやっていきたい」と意気込んでいる。
ドラえもん役は「あたしンち」「忍たま乱太郎」などにも出演する水田わさび。男の子のようなちょっとつぶれた感のある愛らしい声の持ち主で「かわいらしさをモットーに頑張っていきます」と話している。
新キャストのオーディションは昨年末から応募が始まり、応募総数は590人。藤子・F・不二雄が描く原作コミックのキャラクターに最も合った声を、という視点で選考が進められた。
新キャストでの番組は4月15日の1時間スペシャル(後7時〜同54分)から。新ドラえもんは25日から一般公開される愛知万博の映像作品などに登場。28日には東京・六本木ヒルズアリーナで、一般視聴者参加型のお披露目会見が行われる。
▼ドラえもん=水田わさび(みずた・わさび)1974年8月4日生まれ。30歳。特技・関西弁。代表作はアニメ「あたしンち」(川嶋役)、「忍たま乱太郎」(カメ子役) ▼のび太=大原めぐみ(おおはら・めぐみ)1975年4月16日、東京生まれ。29歳。免許・資格は美容師免許、英語検定準2級。アニメ出演は今回が初めて。 ▼しずか=かかずゆみ 1973年6月18日生まれ。31歳。特技は水泳、サックス、将棋、綱渡り。趣味はお菓子作り。代表作はアニメ「今日からマ王!」(渋谷美子役)、「ななみちゃん」(青葉未知役) ▼スネ夫=関智一(せき・ともかず)1972年9月8日、東京生まれ。32歳。代表作は「機動武闘伝Gガンダム」(ドモン・カッシュ役)、映画「猟奇的な彼女」(キョヌ役) ◆木村昴(きむら・すばる)1990年6月29日、東京生まれ。14歳。子役として活躍。テレビ東京系「おはスタ」(月〜金曜・前6時45分)では01年度おはキッズに選ばれ、ミュージカル「アニー」にも出演。特技はバイオリン、キーボード、ドラム、空手、水泳。アニメでの代表作は「スタンリー」(ライオネル役)。
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