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2005/03/10(木)
わいせつ衆院議員 自民の中西一善容疑者、現行犯逮捕
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路上で女性の胸触る 東京・六本木の路上で通りがかりの女性にいきなり抱きつき、体に触ったとして、警視庁麻布署は十日、強制わいせつの現行犯で、自民党亀井派の衆院議員、中西一善容疑者(40)=東京4区=を逮捕した。中西容疑者は「相手の女性に申し訳ない。信じられないことをしてしまった。反省している」と供述し、容疑を認めた。 調べによると、中西容疑者は十日午前二時五分ごろ、東京都港区六本木の路上で、江戸川区内に住む自営業の女性(22)に正面からいきなり抱き付き、ビルの壁に押し付けて服の中に手を入れて胸をわしづかみにするなどのわいせつ行為をした。 女性の知人男性(23)が、現場近くで九日未明に発生した外国人男性の射殺事件を受けて警戒にあたっていた警察官に被害を訴えた。中西容疑者は近くのスナックで酒を飲んでいるところを、駆けつけた麻布署員に逮捕された。中西容疑者と女性とは面識がなかった。逮捕当時は酒に酔っていて、議員バッジはつけていなかったという。 現在、国会は開会中で、憲法五〇条は「国会会期中は国会議員は逮捕されない」とする不逮捕特権を定めているが、議院の許諾があった場合や、院外の現行犯の場合は会期中でも逮捕できる。衆参両議院事務局によると、国会議員が会期中に強制わいせつ容疑で現行犯逮捕されたことはなく、同容疑での逮捕許諾請求も過去に例がないという。 中西容疑者は東京都大田区出身、早稲田大学政経学部卒。 ◇ ≪武部幹事長 除名を検討≫ 中西一善衆院議員の逮捕を受け、自民党の武部勤幹事長は十日午前、党本部で記者団に対し「言語道断であり、同情の余地も弁解の余地もまったくない。即刻党紀委員会を開き、除名処分を含めた結論を至急出したい」と述べ、厳しい態度で臨む方針を示した。
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