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2005/03/01(火)
18歳店員70か所切られ殺害…新宿の居酒屋
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1日午後0時50分ごろ、東京都新宿区新宿3、テナントビル6階の居酒屋「鶏じゃあ新宿店」で、男性が頭などから血を流して倒れているのを、出勤してきた男性店員(18)が見つけ、110番通報した。
警視庁新宿署員が駆け付けたが、男性はすでに死亡していた。売上金の一部が奪われていたことから、警視庁捜査1課は強盗殺人事件と断定、同署に特捜本部を設置した。
調べによると、死亡したのは、西東京市南町1、同店のアルバイト店員堂野貴大(たかひろ)さん(18)。堂野さんは黒いTシャツにジーパン姿で、店内の調理場出入口付近で横向きに倒れていた。堂野さんの頭、腕、腹などには、犯人の刃物を避ける際にできたできたとみられる傷も含め、計約70か所の切り傷や刺し傷があった。
血はすでに乾いていたことから、同日朝ごろ、犯人に襲われたらしい。店内のカウンターには、凶器とみられる血の付いた包丁が2本置かれていた。
同店では、売上金を封筒に入れて整理していたが、このうちの一部の20万円以上がなくなっていることから、特捜本部では、犯人が奪って逃げたとみている。
同店の営業は、平日は午後5時〜午前0時で、1日は午前0時30分には閉店していたという。堂野さんは1日午前0時ごろ、勤務を終えて店を出たといい、その後、何らかの理由で店に戻ってきたところを襲われたとみられる。堂野さんは同店のカギを持っていた。
堂野さんは石川県出身で、昨年3月に同県内の県立高校を卒業後、上京していた。
同店の入っているビルは、JR新宿駅東口の繁華街の一角にあり、周辺は夜遅くまで酔客などでごった返している。
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