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2005/03/31(木) 張国栄の三回忌にファン集結、キャンドルで追悼
香港の映画スター、張国栄(レスリー・チャン)が自ら命を絶ってから、4月1日で丸2年。香港の山頂(ビクトリア・ピーク)にあるマダム・タッソー蝋人形館には彼の逝去後、生前の姿を再現した蝋人形が展示され、今でも多くのファンが足を運んでいる。特に命日が近くなると香港だけでなく、中国大陸、台湾、シンガポールなどからも熱心なファンが集まり、蝋人形の周りは祭壇のようになっているという。31日付で中国新聞社が伝えた。

 命日の1日、ファンたちはレスリー・チャンが飛び降りた中環(セントラル)のマンダリン・オリエンタル・ホテルで献花を行い、午後5時からは付近の広場でキャンドルを灯して追悼集会を行う計画。また、午後7時からは同じく近くにある遮打花園(チャーター・ガーデン)でパーティーを開くという。

 香港内の各映画館もこの時期、『英雄本色(邦題:男たちの挽歌)』『倩女幽魂(邦題:チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)』など、レスリー・チャンの代表作を多く上映。香港の人々は、若くしてこの世を去った銀幕のスターに想いを馳せている。

2005/03/30(水) <サッカーW杯>日本1―0でバーレーンに勝つ B組2位に
サッカーの06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会出場を争うアジア地区最終予選B組の第3戦が30日、埼玉スタジアムで行われ、日本は1―0でバーレーンに勝ち、勝ち点を6として同組2位に浮上した。アウエーでのイラン戦(25日、テヘラン)に1―2で敗れていた日本は、ホームで勝ち点を狙った正念場の試合で確実に勝ち点3を積み上げ、ドイツに向けてしっかりと歩みを進めた。
 同日、平壌で行われた同組の北朝鮮・イラン戦は、イランが2―0で勝ち、勝ち点を7に伸ばして単独首位に立った。北朝鮮は3連敗となり、勝ち点は0で最下位のまま。
 前半はともに決定的な場面を作れず、無得点のまま後半に入った。日本は後半10分過ぎから相手ゴールを何度か脅かしたが、高原直泰(ハンブルガーSV)のシュートが右にそれるなどゴールを割ることができず、苦戦を強いられた。しかし、後半26分にフリーキックからのゴール前の混戦でバーレーン選手のオウンゴールを誘い、幸運な先制点を挙げた。
 最終予選は1次予選を突破した8カ国をA、Bの2組に分けて行われ、各組2位までの4カ国がまず出場権を獲得する。ホームアンドアウエー方式で計6試合を行う最終予選の対戦はこれで前半戦を終え、6月に後半戦が始まる。日本は6月3日の第4戦でバーレーンと、同8日の第5戦で北朝鮮と、いずれもアウエーで戦う。【小坂大】
 ▽日本代表・ジーコ監督 拮抗(きっこう)したゲームで難しかった。この勝ち点3は、これから生きると思う。本当にみんなで頑張った。一つずつ勝っていくだけだ。
 ▽バーレーン・ジドカ監督 厳しい試合になると思っていたが、選手は素晴らしいプレーをしてくれた。試合内容は悪くなく、よく頑張った。

2005/03/29(火) 死者1000−2000人情報 スマトラ沖M8.7
インドネシアのスマトラ島沖で二十八日午後十一時十分(日本時間二十九日午前一時十分)すぎ、マグニチュード(M)8・7クラスの大きな地震が起こった。震源地に近い同国のニアス島では建物数百棟が倒壊、カラ副大統領は二十九日、同島での地震による死者が「一千−二千人に達するとみられる」と語った。被害はスマトラ島の一部にも広がっている。邦人の被害は報告されていない。
 同国のほか、インド洋沿岸のタイ、マレーシア、モルディブ、スリランカ、インドなどでは津波への警戒が呼びかけられた。スリランカ・コロンボで最大約二十五センチの津波が観測されるなどしたが、これまでのところ大きな被害は確認されていない。
 米地質学研究所などによると、震源はジャカルタの北西約千四百キロのインド洋。M9・0を記録した昨年十二月二十六日のスマトラ島沖地震の震源から南東に約百五十キロ離れた地点で、震源の深さは約三〇キロ。同研究所などでは地震の規模をM8・7と推定。また、日本の気象庁では地震規模をM8・5、インドネシア気象庁はM8・2としている。
 カラ副大統領は、地元メディアなどに対し、ニアス島での地震による死者が最高二千人に達するとみられると述べるとともに、ニアス島当局者からの情報として、島では約五百戸の民家が倒壊し、中心都市では80%以上の建物が損壊、多数の市民が家屋の下敷きになっているとした。
 一方、被災者診療のためニアス島で活動している医師はラジオ・エルシンタに対して「建物の八割が破壊され、二百九十六人の遺体を確認した」としている。現地は地震で停電しているうえ、病院関係者も避難しており、被害者の救助活動には着手できていない状況だという。
 昨年末のスマトラ島沖地震とインド洋大津波では死者・行方不明者がインドネシア、スリランカ、タイなどで約二十八万人に達した。
 【ジャカルタ=共同】インドネシア・アチェ州の国軍司令官によると、スマトラ島西方の地震で、震源に近いシムル島では高さ約三メートルの津波が観測された。
     ◇
 気象庁では、今回の地震は、インド・オーストラリアプレート(岩板)がユーラシアプレートにもぐりこむ境界で起きた海溝型地震とみている。同庁の山本雅博・地震津波監視課長は二十九日午前、記者会見し、「当初は昨年十二月に発生した地震の余震とみていたが、震源が予想以上に離れており、現時点では余震と断定できない」と指摘。誘発地震である可能性に含みを残した。
 今回の地震は当初、余震域の中で起こったとみられていたが、山本課長は会見で「震源が南東に百五十キロと予想以上に離れていることが分かった。前回のスマトラ島沖地震が隣の領域の断層破壊を誘発した形の別の地震である可能性も出てきた」と修正。そのうえで、「今後もM8クラスの余震が起きる可能性がある」と警戒が必要とした。
 ■ニアス島 インドネシア・スマトラ島北部西岸の沖合125キロに位置する面積約4800平方キロの島。人口約50万人で、先住民族独特の言語や風習、巨石を使ったオブジェが残り「神秘の島」とも呼ばれる観光地。美しいビーチ、サンゴ礁を誇り、最近はサーフィンやスキューバダイビングの穴場として人気が高い。昨年12月26日のインド洋大津波では、潮が引いた砂浜で魚を捕っていた住民が津波に遭い、数百人が死亡した。

2005/03/28(月) <乱気流>エバー航空機で49人けが 成田空港に緊急着陸
28日午後6時11分ごろ、三宅島(東京都)付近の太平洋上空を飛行中の台北発成田行き台湾のエバー航空2196便(エアバスA330―200型機、乗員16人、乗客251人)が乱気流に巻き込まれた。同機は同6時半に成田空港に緊急着陸。千葉県成田市消防本部によると、天井に頭を打ちつけられるなどして49人(うち乗員9人)がけがをし、市内の病院などに運ばれた。
 国土交通省によると、同機は成田空港の南南西約200キロを高度約1万メートルで飛行中。「高度を下げます」という機内アナウンスがあり、「シートベルト着用」のランプがついた直後に乱気流に巻き込まれたらしい。機体が大きく上下に揺れ、乗客の中には体が浮き上がって天井にぶつけられたり、床にたたきつけられた人もいた。天井や壁の一部が壊れ、頭上に収納されていた荷物が散乱し、酸素マスクが下りてきたという。
 乱気流に巻き込まれた付近は28日、日本の太平洋岸を進んでいる低気圧の影響で所々で雷雲が発達し、乱気流が発生しやすい状態が続いていた。成田航空地方気象台は午後1時17分、「飛行場気象情報」を発表して航空機に警戒を呼びかけ、午後6時13分には「雷に関する飛行場気象情報」も発表していた。
 国交省によると、これらの気象情報は文字情報などで航空機に伝えられる。ただ、機長らが情報を引き出さないと確認できないという。
 エバー航空によると、同機は03年に就航したばかり。同社は89年に設立された台湾の航空会社で、日本では成田のほか関西、福岡、新千歳、仙台の各空港に便がある。

2005/03/27(日) <楽天>歴史的な大敗 ロッテ最多26点
○ロッテ26−0楽天●
 ロッテが先発全員安打、全員得点で26点を挙げ、零封勝ち。55年ぶりにゲーム最多得点の球団記録を更新した。一回に2点先取し、二回は西岡の3ランを含む11安打で11点。以降もパスクチの2本塁打などで加点。渡辺俊は01年以来の完封勝利。楽天は藤崎が二回途中降板の誤算。救援陣は計14四死球を出すなど制球が定まらず、打線も1安打の残塁ゼロと沈黙した。
 ■あまりにも早い試練
 歴史的な勝利の後に訪れたのは記録的な大敗だった。田尾監督は「いろいろ起きるとは考えていたが、それ以上のことが起こった」と力ない笑顔で話すのがやっと。
 まずは先発の藤崎が足でかき回され、相手を勢いづかせてしまう。3年ぶりの先発に「緊張しなかった」というが、生命線である低めへの制球が定まらなかった。一回、小坂を出すと初球に盗塁され、西岡に右中間三塁打、福浦には左犠飛で2点を献上。ロッテの目指す機動力野球をやられてしまった。
 二回以降は中継ぎが四球を出しては痛打される悪循環。二回2死一、三塁で登板の有銘は、1死も取れず2四球で5失点し、小倉も4四球で5失点。中盤には徳元が5四球で5失点した。
 「1軍レベルに達していない」と投手陣を評した田尾監督。有銘、小倉、徳元の3人には即刻2軍行きを命じた。だが、先発の藤崎、そして2軍落ちの3人はいずれもオープン戦で結果を出し、開幕1軍を勝ち取った投手だ。
 田尾監督は「ゼロからの気持ちで明日からやる」と切り替えを強調した。だが、この日の相手は昨季、チーム打率リーグ最低のロッテ。28日からは1位のソフトバンクとの3連戦となる。投手陣の力量にいきなり疑問符がついた楽天。あまりにも早い試練の時を迎えた。【飯山太郎】
 ○…01年9月以来となる完封勝利を挙げたロッテのサブマリン投手・渡辺俊は、千葉マリン独特の海風を味方につけた。この日は球場風速計で常時4、5メートルを記録して「投手には一番いい風。全部のボールが変化してくれた」と渡辺俊。中堅方向から吹き込む幕張の海風はバックネットにはね返されて投手には向かい風となり、球の変化が大きくなることを渡辺俊はよく知っている。四回に四球、六回には藤井に唯一の安打を許したが、いずれも併殺で切り抜け、ロッテ打者を9回27人で打ち取る会心の投球となった。
 報道陣からは「楽天から勝ち星を挙げた初の投手だね」と水を向けられた渡辺俊。「そうですか。今、初めて意識しました」と笑顔が広がった。
 ★ロッテが四つの球団新記録 ロッテは27日の楽天戦(千葉マリン)で試合最多得点など四つの球団記録を更新した。最多得点のこれまでの球団記録は球団創設(当時は毎日)の1950年5月31日の東急戦の23得点で、この日の26得点は55年ぶりの更新。二回には1イニング最多連続得点10点、同最多安打11本の球団新をマーク。チーム26打点も球団新。
 一方、得点差26点は、零敗試合でのパ・リーグ新記録。従来は92年9月1日に西武が22―0で近鉄に勝った試合だった。

2005/03/26(土) 日本奇跡起こせず B組3位に転落
無念、ジーコジャパン!W杯アジア最終予選は25日、テヘランでB組第2戦のイラン―日本を行い、日本は1―2で敗戦。前半25分にFWハシェミアンに先制弾を許し、後半21分にMF福西のゴールで追いついたものの、後半30分に再びハシェミアンに決勝点を叩き込まれた。日本は1勝1敗。イラン、北朝鮮に勝ったバーレーンに抜かれてB組3位に転落した。日本は30日に埼玉スタジアムで必勝態勢でバーレーンを迎え撃つ。

 【日本1―2イラン】2度目の奇跡は起きなかった。1点を取り返すために柳沢、小笠原、大黒と持ち駒を次々と投入した。しかし、3分間のロスタイムは何事もなく過ぎ去り、無情の笛が鳴った。中田は、敗戦を受け入れたかのように険しい表情をつくり、出口に向かって歩き出した。タフな男が珍しく苦しそうに大きく口を開けて息をしていた。ジーコ監督は顔に深いしわを刻み、屈辱のインタビューに臨んだ。その声は聞いたこともないほどに上ずっていた。

 「選手は(雰囲気に)のまれずによくやってくれた。相手が疲れてきた時に、ミスで相手に息を吹き返されてしまった」。同点に追いついた9分後の失点に悔しさをにじませた。W杯ドイツ大会予選8試合目で初の黒星。B組3位に転落した。

 さまざまな圧力が襲い掛かった。12万人のイラン人の野太い声。標高1000メートルの高地テヘランの希薄な空気。そして、イランの激しいプレス。日本のパスワークは寸断され、中田、中村らが反則気味のタックルで何度も地にはわされた。

 そして、今予選で初めて先制ゴールを許した。前半25分、マハダビキアのFKが起点だった。ゴール前で加地と相手選手がもつれて転倒。こぼれたところをハシェミアンに押し込まれた。

 それでも日本は執念で追いついた。後半21分、スローインを受けた中田がゴール前にロビングを上げ、途中出場の柳沢がヘディングで落とし、走り込んだ福西が左足ボレーで鮮やかに叩き込んだ。しかし、その一撃は祝砲とならなかった。

 最終予選のヤマ場を前にジーコ監督が賭けに出た。チームがうまく回っている時にはメンバーを変えない哲学を守ってきたが、2月9日の北朝鮮戦から先発を大幅に入れかえシステムも変えた。象徴的だったのが、昨年3月31日のW杯1次予選シンガポール戦を最後に両足付け根痛の影響で代表から遠ざかっていた中田の先発起用だった。

 中田不在の間に中村を中心にしたDF3人の3―5―2布陣は成熟。アジア杯を制覇し、1次予選も全勝で突破。ジーコ監督は中田の復帰とともにDFを4人横に並べる4―4―2に戻したが、紅白戦は控え組に敗れる散々な内容だった。連係面の不安を露呈し、中田自らも簡単にボールを奪われるなどミスを連発した。ジーコ監督はイラン戦の主将を中田に任せる意向だったが、中田が辞退。王様として君臨していた男も今回ばかりは重圧を感じていた。

 2人の賭けは失敗した。しかし、中田は「負けたけど、前を向いて次の試合に向けて準備をする。それだけ。前半はうちよりイランの方がいいプレーをしたけど、後半は得点を取った15分間はいいプレーをした。特に右サイドからの攻撃が良かった。でも、もう1点取れなかった」と振り返った。

 悪いことばかりではなかった。中田は福西の得点に絡んだだけでなく、前半11分には玉田に絶妙のタイミングでスルーパスを通して決定的なチャンスを演出した。加地を使った攻撃も光った。バーレーン戦に向けて手応えは残った。

 ジーコ監督は「中田の動きはすごく良かった。日本の内容も良くて悲観することはない。2試合終わっただけ。後の試合で全部勝てばいい。競り合いになるかもしれないが、W杯に行けることを確信している。このチームを信じている」と前を見据えた。勝負はこれから。イバラの道を歩いていくだけの態勢は整っている。

2005/03/25(金) 愛知万博 初日入場者は想定下回る 人気館は長蛇の列
25日に開幕した21世紀初の国際博覧会、愛・地球博(愛知万博)の初日の入場者は約4万3000人となった。小雪が舞う肌寒い気候も影響してか、入場者数は当初の予想を大きく下回った。一方、万博自体への関心は高く、インターネットによるパビリオンの事前予約システムには処理能力を上回るアクセスが殺到。万博協会はシステムを改善するため、26日から1週間、同システムを停止することを決めた。
 この日、入場者数は予想より少なかったものの、前評判の高いパビリオンでは開幕直後から入館待ちの長蛇の列ができ、整理券の予定枚数がたちまちなくなるなどの人気ぶりを見せつけた。
 中村利雄事務総長は25日夜の会見で「入場者は、初日としては非常に悪かったが、雪が降って寒かったことがある。この日の結果だけで、先のことは言えない」と述べた。システム停止については「見通しが甘かった。お客様におわびするしかない」と話した。

2005/03/24(木) ソフトバンク系金融会社がフジテレビの筆頭株主に
フジテレビジョンとニッポン放送は24日、ソフトバンク系列の金融会社ソフトバンク・インベストメント(SBI)と提携し、ニッポン放送の保有する13・88%分のフジテレビ株をSBIに貸した結果、SBIがフジテレビの筆頭株主になったと発表した。

 貸借期間は2010年4月までの約5年間で、ライブドアがニッポン放送の経営権を握ることがほぼ確実となったため、ニッポン放送の保有するフジテレビ株を“疎開”させることで、ライブドアの間接支配が及ばないようにする狙いがある。

 ライブドアは、フジテレビに資本・業務提携を提案しているが、ソフトバンク系のSBIが加わったことで、ライブドアとフジテレビの争いは新たな局面を迎えた。

 ニッポン放送はフジテレビ株を22・51%保有していたが、2月25日に大和証券SMBCに8・63%を同様に貸しており、今回SBIに残りの13・88%を貸したことで、ニッポン放送が現時点で保有する株式はゼロになる。SBIは13・88%分の株式を借りたことで、議決権比率では14・67%を握る筆頭株主になる。

 SBIがニッポン放送と結んだのは「株式消費貸借」と呼ばれる契約で、ニッポン放送側から返還要求はできない契約となっている。

 フジテレビ側は、ニッポン放送を傘下に収めたライブドアが、資本・業務提携を提案する一方で、交渉が決裂した場合は、株式公開買い付け(TOB)を行うことも視野に入れていることに対抗して、友好的な企業に株を持ってもらう「ホワイトナイト(白馬の騎士)」と呼ばれる手法を応用したものとみられる。

 また、フジテレビ、ニッポン放送、SBIの3社は計200億円を共同で出資し、ベンチャーキャピタルファンドを設立することで合意した。3社が連携し、ファンドを通じて、映像や音楽、出版、ブロードバンド(高速大容量通信)関連事業の分野で、ベンチャー企業の発掘、育成などを目指すという。フジテレビが持つ放送ノウハウや情報内容などを活用して、有望な取引先や新規投資先を発掘し、手数料収入などの収益を上げることを目指す。

 同日夕、東京都内で記者会見したSBIの北尾吉孝・最高経営責任者(CEO)は、フジテレビの筆頭株主になることについて「ホワイトナイトを買って出るつもりはない」と述べた。

 一方、ライブドアは「引き続き、ニッポン放送およびフジテレビとの友好的な業務提携に向けて対話を続けていく」とのコメントを発表した。

2005/03/23(水) ニッポン放送の新株予約権、著しく不公正で株主の利益害する=東京高裁
東京高裁は23日、ニッポン放送<4660.T>の新株予約権発行は著しく不当で株主一般の利益を損ねるとの理由から、ライブドア<4753.T>の申し立てを支持し、ニッポン放送の保全抗告を棄却する判断を下した。

高裁は、買い手企業(ライブドア)が、株価をつり上げて買収を行っている場合(いわゆるグリーンメーラーである場合)や焦土化経営を行う目的で株式の買収を行っている場合は、今回のような新株予約権の発行は差し止めることはできない、と説明。
しかし今回は、ライブドアがニッポン放送の「事業や資産を食い物にするような目的で敵対的買収を行っていることを認めるに足りる確たる資料はない」と判断した。

ニッポン放送は、ライブドアに支配権が移ると企業価値の毀損(きそん)につながると主張していたが、高裁は、「毀損(きそん)するおそれがあるか否かは、事業経営の当否の問題であり、経営支配の変化した直後の短期的事情による判断評価のみではこと足りず(中略)株主や株式取引市場の事業経営上の判断や評価にゆだねざるを得ない事項である」とした。

■<ニッポン放送社長>「今後は両方見ながら企業価値考える」

 ニッポン放送の新株予約権発行の差し止めを認めた23日の東京高裁決定。ニッポン放送の亀渕昭信社長は午後6時半から東京都内で記者会見し、最高裁への特別抗告はしないことを明らかにしたうえで、「負けたことは残念だが、やるべきことはやった」と淡々と話した。今後の対応については「ライブドアとフジテレビが大株主ということで、変な言い方だが、両方を見ながら企業価値を高めるにはどうすればいいか考える」と話し、これまで繰り返してきた「フジサンケイグループに残る」という姿勢を一転させた。さらにライブドアとは「いろいろな形で話をしていくことになる」と語った。
 また、保有しているフジテレビ株は手放さず、子会社のポニーキャニオンとの関係は「フジがコンテンツ配給をストップするなどした場合に考える」ことを明らかにした。
 一方、亀渕社長は自身の経営責任について「6月の任期いっぱい、精いっぱいがんばっていく」と話し、早期の辞任を否定した。
 会場には約130人の報道陣が集まった。亀渕社長は、堀江社長について「私自身、ディスクジョッキーをやっていて若い人は大好きだが、やり口がすれすれで、ずるい手だ」と批判した。
 さらに、社員に対しては「ありがたいことに毎日、放送をきちんと出せているのがうれしい。退社したいという社員の話は聞いていない」と語った。今年がラジオ放送開始80周年にあたることについて「80年たってこういう事態になったのは、資本主義の形態が大きく変わったのかなあ」と感想を漏らした。いつもの歯切れのいい語り口は影を潜め、終始慎重な言い回しだった。

2005/03/22(火) 初のプロ野球アジアシリーズ、11月に開催
プロ野球の日本、韓国、台湾、中国のリーグ戦王者がアジアナンバーワンの座を争う「アジアシリーズ2005」(読売新聞社後援)の開催要項が22日、発表された。

 4か国・地域のチャンピオンチームによる国際大会が開かれるのは初めて。

 日本からは日本シリーズの優勝チームが出場、11月10日に東京ドームで開幕する。

 12日まで4チームによるリーグ戦を行い、上位2チームが決勝に進出。13日にアジアチャンピオンをかけて戦う。優勝チームには賞金5000万円、準優勝チームに3000万円、3位以下のチームには1000万円ずつが贈られる。

 アジア4か国・地域の代表チームによる「アジア選手権」はこれまでも開かれているが、プロ野球の単独チームがアジア王座を争う大会は初開催となる。

 大会名も「日本シリーズ」「韓国シリーズ」「台湾シリーズ」などの上位に位置するという意味合いから「アジアシリーズ」に決まった。

 日本プロ野球にとっては、将来の「世界一決定戦」を見据え、本格的な国際化の足がかりとなる大会。

 来年以降も継続して開催することで、12球団による実行委員会、監督会議の賛同を得ており、労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)との構造改革協議会でも「親善試合ではなく、真剣勝負で戦うこと」を確認している。

3月絵日記の続き


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