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2005/02/05(土)
同窓会帰り８人ひき逃げ、５９歳４人死亡…千葉
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５日午後９時１５分ごろ、千葉県松尾町下野の県道で、歩いていた男女計８人の後ろから車が突っ込み、全員が病院に運ばれた。
うち男性３人と女性１人の計４人が全身を強く打って間もなく死亡し、男性１人が意識不明の重体、女性３人が重軽傷を負った。車はそのまま逃走、県警交通指導課と成東署は、ひき逃げ死亡事件として捜査している。
死亡したのは、松尾町松尾、自営業土屋次郎さん（５９）、同町高富、無職中村行男さん（５９）、同県東金市北之幸谷、会社員秋庭征雄さん（５９）、同県八街市東吉田、パート従業員中田ソメさん（５９）。重体は松尾町五反田、藤平敏治さん（５９）。
調べによると、８人は地元の町立松尾中学校の卒業生で、この日夕方から近くの飲食店で開かれた同窓会に出席。会が終わって帰ろうと店を出た直後にはねられたらしい。
現場に散乱している車のライトやバンパーの破片などの特徴から、逃走した車はダイハツ製の軽乗用車か軽貨物車とみられ、同署で車種や所有者の特定を急いでいる。
飲食店の客らによると、同窓会は、毎年この時期に開かれており、この日も計１３人が参加。楽しそうに会食していたという。飲食店従業員の男性（３５）は「ブレーキの音は全くしなかった。ひどい事件で（犯人を）絶対に許せない」と怒りをあらわにした。
近所に住む男性（４６）は「立て続けに『ドン、ドン』という音がして、家を飛び出すと、人が頭から血を流して倒れていた。道路から何メートルかはね飛ばされた人もいた」と話していた。
現場は直線道路で、水田地帯の中にある住宅街の一角。夜間は交通量が少ないうえ、街灯も約１０メートル離れたところに１本あるだけで周囲はほとんどまっ暗の状態という。
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