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2005/02/27(日)
無理心中？家族５人死亡…５７歳の男、自分の首刺す
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２７日午後１時５０分ごろ、岐阜県中津川市坂下、会社員藤井孝之さん（３９）から「妻の実家で、義父に刺された」と１１０番通報があった。
県警中津川署員が、同所、原平（はら・たいら）同市老人保健施設事務長（５７）方に駆け付けたところ、１階仏間で原事務長の母チヨコさん（８５）と、長女で藤井さんの妻こずえさん（３０）、藤井さんの長男孝平ちゃん（２）、長女彩菜（あやな）ちゃん（生後２１日）の４人が、２階寝室のベッドでは、原事務長の長男で整体師の正さん（３３）が倒れていた。
５人は病院に運ばれたが、いずれもひも状のもので首を絞められていて死亡が確認された。
原事務長は浴室で首に包丁が刺さった状態で倒れており、病院に運ばれたが重体。藤井さんは現場から約７００メートル離れた駐車場で保護されたが、腹部を刺され重傷。
原事務長が、同署員に「おれがやった」と話していることや、最近、正さんの仕事のことで悩んでいたことなどから、同署は原事務長が無理心中を図った可能性が強いとみて、回復を待って殺人容疑で事情を聞く。
原事務長方は、妻、母、長男の４人家族で、妻は旅行で不在だった。藤井さん一家は、原事務長方から約２キロ離れた市内に住んでおり、原事務長の迎えで実家を訪れていた。
原事務長は、今月、中津川市に編入合併した旧坂下町の職員だった。
現場は、ＪＲ坂下駅から東に約８００メートル離れた山あいの住宅地。
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